ニッポン放送アナウンサーの箱崎みどりです。
「丈も時代も変えたミニの女王」というキャッチコピーで開催中の 「マリー・クワント展」を観に、渋谷にあるBunkamura ザ・ミュージアムに行ってきました。
先日亡くなったエリザベス女王と同い年で、今もご存命のイギリスのデザイナー、マリー・クワントの日本初の回顧展。マリー・クワントの出身地のイギリスでは約40万人が訪れた展覧会が、日本にもやってきました。
展示されているのは、ほとんどがマリー・クワントがデザインした洋服たち!
老舗百貨店「ハロッズ」の前に、自らのブティックの2号店を出店したり、注目を集めるべくディスプレイにザリガニを配置したりといった、マリーの発想と行動力……!
展示を見ていく中で、今当たり前になっているファッションの多くをマリー・クワントが始めていたことを知ることができました。
たとえば、ミニスカート、パンツスタイル、タイツなどもぜ〜んぶマリー・クワント発! マリー・クワントがいたからこそ、女性のファッションは進化していったのですね。
海外にも進出して成功を収めたマリー・クワントは、1966年にエリザベス女王から、英国王室第四等勲章を授与されます。
授与式でマリー・クワントが着たドレスとベレー帽は、マリー・クワント自身がデザインしました。優しいイエローのジャージー素材でできたミニ丈のドレスで、袖に施された丸い持ち手のファスナーがとってもキュート。
ベレー帽と合わせた装いは、ショートカットのマリー・クワントによく似合っていて、勲章授与式のニュースが良い宣伝にもなったそうです。
謁見というと一般的にはイブニングドレスのようなドレッシーなものを想起しますが、マリー・クワントは、自分が作り上げたものを信じて常識を覆していきました。彼女の生き様を象徴する出来事だったといえるのではないでしょうか。
「自分が着やすい服、着たい服を着ていいんだよ」と優しく語りかけてくれるような写真の中のマリー・クワント。経営者としても、新しい道を切り開いた女性としても、とってもカッコいい彼女の人生を追体験できるような展覧会です。
Bunkamura ザ・ミュージアムで、2023年1月29日まで。ぜひお出かけください。
マリー・クワント展
2022/11/26(土)~2023/1/29(日)
開館時間
10:00-18:00(入館は17:30まで)
毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)
※12/31(土)は18:00まで(入館は17:30まで)
※状況により、会期・開館時間等が変更になる場合がございます
▼Bunkamura ザ・ミュージアム
各線「渋谷駅」より徒歩7分
https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/22_maryquant/