経済アナリストのジョセフ・クラフトが12月13日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。アメリカにおけるサッカーの存在について解説した。
サッカーワールドカップ
飯田)サッカーワールドカップが開催されていますが、いかがですか?
クラフト)楽しく拝見させていただいています。今回は番狂わせが多いですね。
飯田)本当ですね。
クラフト)日本の活躍にも感動しましたし、とても面白いです。
飯田)サウジがアルゼンチンを破ったところから始まって。
クラフト)日本旋風のあとはモロッコ旋風でした。
飯田)あの2メートル80近くのジャンプを見て、人間の体はあんなに飛べるのかと驚きました。
クラフト)アフリカ勢の身体能力はすごいですね。
中学校までアメリカで最も盛んなスポーツは「サッカー」
飯田)アメリカはそれほどサッカーのイメージはありませんが、どうなのですか?
クラフト)アメリカで中学校まで最も盛んなスポーツは、実はサッカーなのです。サッカー場に送り迎えするお母さんのことを「サッカーマム」と呼んでいますが、中学校まではサッカー人口が最も多いのです。
飯田)そうなのですね。
高校以上になると才能のある選手は野球やアメリカン・フットボール、バスケットボールに行ってしまう
クラフト)ただ、高校や大学になると、いい選手はフットボールや野球、バスケットボールなどに行ってしまうのです。
飯田)フットボールというのはサッカーではなく、いわゆるアメリカの。
クラフト)アメリカン・フットボールです。残った人がサッカーをするのです。アメリカ人から言うと、W杯に出場しているアメリカ(の選手)はベストメンバーではないのです。
飯田)才能は他に取られてしまったのだと。そのような流れがあるのですね。
才能ある選手を3大スポーツにもっていかれなければ、サッカーW杯ではアメリカが毎回優勝
クラフト)そのため、W杯はアメリカではあまり盛り上がりません。
飯田)その国その国で、プロスポーツとの結びつきのようなものがあるのですね。
クラフト)どうしてもアメリカでは3大スポーツが優先されてしまうので、もったいないです。でなければ、毎回優勝だと私は思っています。
飯田)W杯はうちのものだと。
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