全国の受験生をお笑い芸人ランパンプスが応援隊長となって応援する『おうえんしナイト』。
今回は、前回に引き続き、大阪府大阪市にある大阪経済大学への潜入取材となります。去年まで受験生だった大学一年生は入学後にどんな心境の変化があったのか？　受験の際の体験談などを通し、ランパンプスが受験と大学生のリアルに迫ります！

小林：本日は、静岡県出身の人間科学部一年生の千葉成理（ちばしげのり）さんと、経営学部一年生の佐井美月（さいみつき）さんのお二人に受験にまつわるお話をお聞きかせいただきます。

佐井：よろしくお願いします。ちなみに千葉くんはチーバ君って呼ばれてます（笑）。

寺内：それでは、チーバ君とサーイさん、よろしくお願いします。

小林：佐井さんは伸ばさなくていいです。さて、まずは大阪経済大学（以下、大経大）を選んだ理由を聞かせてください。

千葉：僕は静岡県出身なんですけど、高校一年生の後半頃から関西に目をつけていました。静岡に希望に沿う大学がなかったことと、東京と大阪のどちらかで迷ったときに、言葉では表すのは難しいんですが、フィーリングで大阪のほうが僕に合いそうだなと思い決めました。その後は、ネットで取り寄せたり、実際にオープンキャンパスに行ったりしながら20校くらいの大学の資料を集めて、親と一緒に見ながら、意見をすり合わせていって決定したのが高校三年の春です。

小林：最後の決め手はなんだったんですか？

千葉：最初に目をつけた大学は文学部社会学科があるほかの大学でした。その周辺の大学を探していた時に大経大を知って、調べていくと心理系も学べるし、社会学系もコース選択によっては学べるということで候補に入りました。最終的には交通の便や就職率なども加味して、大経大を含む4校に絞ったのですが、残念ながら落ちてしまって……でも、大経大に入学したいっていう気持ちがあって、3月まで粘ってなんとか合格しました。最後は死に物狂いでやってましたね。

佐井：私は経営か経済学部のどちらかにしようと考えていて、それで高校二年生の冬に、模試のために志望校を書かないといけなくなって、調べていたときに大経大を知りました。「経済って単語が入ってるからいいやん」と思ったことと、家から大学まで一時間ぐらいで行けることもわかって、志望校に入れました。あと、親とも話して学費は自分で払うって決めていたので、ほかの大学と比べて学費が安かったのも大きかったですね。

寺内：自分で学費を？　すごい親孝行の二人だね。志望校を親と相談して決めるっていう千葉君の話も結構珍しいと思うよ。

小林：グレないでそのままでいてよ（笑）。 それでは受験勉強で辛かった話を聞かせてもらえますか？

千葉：自分は勉強する時間帯と休む時間帯をしっかり分けるタイプで、家だとダラダラしちゃうことが多かったので、学校でできる限り勉強していました。あと、分からないところを徹底的に先生に聞きに行ったりとかはしてましたね。

寺内：塾に行くとかじゃなくて学校をフル活用してたんだ。「先生にたくさん質問する」って、身近な方法だけど、なかなかできる人がいないから「そういう勉強方法もあるんだよ」っていうのは新しい発見かもしれない。受験勉強はいつから始めたの？

千葉：部活を引退してからですね。吹奏楽部だったんですけど、それが結構多忙で……授業が終わってから遅いときは21時ぐらいまで練習してました。引退したのが高校三年生の5月で、それから受験勉強に移行していくっていう流れでしたね。

小林：楽器はなんだったの？

千葉：チューバです。

寺内：チューバ君だ。

小林：チーバ君だよ。佐井さんは辛かったこととかよかったこととかありましたか？

佐井：私も吹奏楽部で11月まで部活があって、本格的に受験勉強を始めたのは引退してからですね。

寺内：11月はすごいなあ。

佐井：週2で塾には行ってたんですけど、他の日は部活終わって家に帰って寝るだけみたいな感じでした。11月からちゃんと勉強し始めようってなったんですけど、大経大の公募推薦が11月の末で……とりあえず過去問とかできることだけやって受けたんですけど、どこの大学も落ちちゃいましたね。それで部活の顧問の先生が音楽室を勉強のために解放してくださって、そこで土日も朝から学校が閉まるまで友達と一緒に勉強してました。あと、ちょっと特殊なんですけど、私、文系なのに国英社じゃなく、数学で受験をしたんです。

寺内：経済とか経営とか考えたら数字も必要だもんね。

佐井：先生に相談した時はやんわり反対されたんですけど、どうしても数学がよくて曲げずにやりきりました。

寺内：ビッグダディみたいだね。俺は数学で行くんだ。俺はこういう人間だ（笑）。

小林：「受験勉強のときにこうしとけばよかったな」みたいな今の受験生にアドバイスがあれば聞きたいなと思うんですけれども、まず、チューバくんから。

千葉：チーバです（笑）。僕は国数英理社を全部使って共通テストを受ける形を取ったので、幅広くやっていかなきゃいけないのに、好きな教科の勉強ばかりしちゃってました。そこを調整するのが難しかったですね。だからこそ、得意な教科と苦手な教科をどういう配分でやっていくかを決めるのは大事だと思います。

佐井：私は受験勉強を始めるのが遅かったので、毎日コツコツやるのが大切だなっていうのを身をもって知りました。暗記が苦手で、見るのも嫌で、逃げてました（笑）。今思えば、高校一年生のときから毎日英単語とか暗記物をやっていたら、いざ受験勉強を始めるってなった時にもう少し楽だったかなと思います。

寺内：やっぱり土台が大切だもんね。でも、今の佐井さんが、高校一年生の佐井さんに会って同じ話したら、高校一年生の佐井さんはやると思う？

佐井：やらないと思う（笑）。でも「絶対やった方がいい。何でも買ってあげるから」って言ってやらせたい！

寺内：やっぱ終わったあとに気づくんだよね。これを読んでる人は、早めに気づいていただけたらいいな。

小林：実際に大経大に入学してみて、入る前と入ってからの印象の違いがあれば教えてください。

千葉：人と人との距離感が近いことですかね。学生同士もそうですが、特に先生たちとの距離が近いです。入学前は、大学教授は多忙で学生が関われる時間なんて授業ぐらいしかないだろうと思ってたんですけど、実際にはいろんなお話をさせていただいてます。

寺内：受験生はキャンパスライフがどういうものかを想像しながら勉強すると思うんだけど、なにか伝えられることはありますか？

佐井：大学に入ってからアルバイトを始めたんですけど、大学生はある程度自分で時間を作れるので、自分の好きなことにお金と時間をかけられるのが楽しいです。それと授業が終わってからバイトが始まるまで2時間ぐらい空く日があるんですけど、その時間に一人でカフェ行って読書する時間が一番好きです。

寺内：「大学入って楽しいこと何ですか？」の答えが「学校終わってからバイトまでの読書」なんて素敵すぎる！　他が充実してないと、そこに楽しみを見出せないよ。

小林：最後になるんですけれども、大学を出た後の就職についてなど将来の展望について聞かせてください。

千葉：実は明確に決まってなくて、自問自答しています。ただ、鬱で悩んでいる方とか、生活が安定しなくて悩んでいる方が多いと思うので、そういう方々の支えになりたいという気持ちが出てきています。

寺内：なんか、ありがとう。 その言葉にすでにちょっと支えられたよ。僕たちは人によっかかってないと生きていけないからね。今後も、僕らを支えてね（笑）。

佐井：私もまだ決まってないんですけど、人と関われる仕事をやりたいと思ってます。あと、企画を考えるのも好きなので、大経大のオープンキャンパスで、受験生へプレゼンする企画に参加してみようと考えてます。将来の夢を探している最中だからこそ、小さな経験をつみ上げて頑張りたいなと。

――ランパンプスのお二人は本日のお話を聞いていかがでしたか？

小林：二人から「真面目に夢を探している」ということが伝わったので、その辺をしっかり手助けしている大学なんだろうなって思いましたね。

寺内：まだ将来のイメージが定まってない学生が大多数だと思うんです。そんな中で「しっかりサポートしてもらえている」とか「やりたいことが決まっていきそう」っていう意見はすごいリアルでした。そんな声が出るということは良い大学なんだろうと。あと、二人に余裕というか「ゆとり」がすごいあって、焦りが感じられないのも大らかな大学の雰囲気だからこそかなと。チーバ君の腕時計もすごい「ゆとっ」ててインタビュー中に２回転ぐらい回ってましたからね。

小林：やめなさい。せっかく良いこと言ってたのに（笑）。お二人とも本当にありがとうございました。

さて、3回に渡り、初めて東京を飛び出して大阪の受験にまつわる情報をお送りました。勝ち運の勝尾寺と大阪経済大学の魅力は伝わったでしょうか？　また、受験生の皆さまに役立つ情報はありましたでしょうか？　次回は『おうえんしナイト・受験勉強虎の巻』として、ランパンプスのチャレンジ企画をお届けします。あのネットの噂は本当なのか？　N検を受験する小林さんが、寺内さんの指導のもと体を張って実践します。お楽しみに！

<大阪経済大学>
住所：〒533-8533　大阪市東淀川区大隅2-2-8
TEL：06‐6328-2431
HP：https://www.osaka-ue.ac.jp/

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