主人公が読み手に語り掛ける“二重構造”の1話完結オムニバスホラー作品『僕が死ぬだけの百物語』の魅力

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1月22日(日)深夜、バーチャルMC・一翔剣(吉田尚記アナウンサー)がパーソナリティを務めるラジオ番組『ミューコミVR』(ニッポン放送・毎週日曜日23時30分~)が放送。吉田が、的野アンジによる漫画『僕が死ぬだけの百物語』のおすすめポイント3つを紹介した。

主人公が読み手に語り掛ける“二重構造”の1話完結オムニバスホラー作品『僕が死ぬだけの百物語』の魅力

番組内では、コーナー『サポーターズVR by 小学館』を展開。こちらは、年間500冊以上マンガを読んでいるという吉田が、今誰かにオススメしたい作品を紹介するコーナーとなっており、今回はオムニバスホラー作品『僕が死ぬだけの百物語』をピックアップ。今回吉田は、シンガーソングライターの眉村ちあきをゲストに迎え、この漫画のおすすめポイント3つを解説した。

吉田:おすすめポイントその1は「ホラー界の『三丁目の夕日』」。

『三丁目の夕日』って1話完結のオムニバス作品なんですけど、この『僕が死ぬだけの百物語』も全部1話完結なんですよ。1話完結の物語って、長く続く物語を1コ考えるよりも大変なんです。毎回毎回、別のアイデアじゃなきゃいけないから。これが、もちろんどんでん返しのシチュエーションもあるし、めちゃめちゃ怖い話でそのまま人が亡くなってしまうようなパターンもあるし、ときどき感動もある。この人の発想力がすごい。

CUBERS・末吉9太郎(パートナー):ステキだなぁ。

吉田:おすすめポイントその2は「絵でしか描けないホラー」。

例えば、人間のマトリョーシカ……これを絵で見ると(文章の)倍以上怖いです。想像がつかないですよね?僕は最後に、「人間がこんな終わり方をするの!?」と思いました。

眉村:え~っ!

吉田:おすすめポイントその3は「二重構造」。

1話1話のホラーだけじゃなくて……必ず初めのページと最後のページで、主人公のユウマくんっていう人が、なぜか分からないけど、自分の部屋から僕らに語り掛けてるところで始まり、そこで終わるんですよ。ユウマくんは、どうもお母さんにもイジメられてるみたいだし、お父さんもヤバい人っぽくて。なおかつ、助けに来てくれたお巡りさんもヤバいっぽい。ユウマくんのことを好きな女の子も出てきてるんだけど、その子もちょっと訳あり……みたいな。そのユウマくんの物語が、既に50話以上続いてるんですよ。で、(タイトルが)『僕が死ぬだけの百物語』じゃないですか。これ多分、100話までの間に何かある。

『僕が死ぬだけの百物語』の魅力的な要素3つを語った吉田。この作品は、『サンデーうぇぶり』で隔週金曜日連載中となっており、コミックス全5巻が絶賛発売中。作品に関する詳細は、ホームページや公式SNSでチェックすることができる。

 

番組情報

ミューコミVR

毎週日曜日 23:30 - 24:30

番組HP

ニッポン放送初のVRアナウンサー「一翔剣(いっしょう・けん)」がお届けする、カルチャー・エンタメプログラム。YouTube Live上に『VR』空間を展開し、60分のラジオ番組を同時生配信! 一翔剣は、2019年に"HoneyWorks"ヤマコ氏のデザインによるVRアナウンサーとして活動開始。今回、アイドル・アーティストとして活動する西井万理那(ZOC)、末吉9太郎(CUBERS)を番組パートナーに迎え、『VR』空間でコラボレーションしていく!!

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