高速料金割引の見直しは「本末転倒もいいところの大改悪」

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辛坊治郎がパーソナリティを務めるニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』。2月6日(月)の放送には、元トラックドライバー・フリーライターの橋本愛喜がゲスト出演。日本の物流の約3割が滞るといわれる「2024年問題」や、先月明らかになった高速道路の深夜割引制度「改悪」について語った。

高速料金割引の見直しは「本末転倒もいいところの大改悪」

※イメージ

『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』月~木曜日 15時30分~17時30分 生放送

来年4月から、トラックドライバーの長時間労働の規制が強化され、輸送量の減少から物流の混乱が懸念される「2024年問題」。それに先立ち、いまトラックドライバーの間で問題となっているのが高速道路料金の深夜割引制度の見直し。橋本によると、現在「深夜0時から4時までに1秒でも高速道路に乗っていたら、それまで走っていた高速代含めて3割引きになる」制度が、来年度から「22時から5時までに走った分だけ割引」に「大改悪」されるという。見直し要因のひとつが、トラックの割引時間待ち。例えば、広島から東京まで高速道路を走行した場合、深夜割引を使用するか否かで「片道8300円」も違ってくるため、サービスエリアなどで走行時間を調整するトラックが増加。その結果、長時間労働やサービスエリアの満車をまねき、駐車できないトラックがサービスエリア出入口付近の路肩に駐車するなどの問題も発生。それらの問題を解決するため、先月20日にNEXCO東日本、NEXCO中日本、NEXCO西日本の3社から発表された見直し案が「大改悪」だという。

橋本は「安い運賃だけで何とかやっているドライバーさんが、夜に走る。何が働き方改革じゃ」と苦言を呈し、本末転倒もいいところ」とバッサリ。重ねて「そもそも国は、なぜトラックドライバーが高速代を払う前提で話をしているのか」という点についても言及。すべてのケースではないが、荷主のなかには高速代を支払わないところがあると言い「高速代込みという運賃提示があり、多重下請け構造である運送業界では、ピンハネされてしまう」と語り、実際に高速道路を走っているドライバーが自腹を切っているケースも多いと明かした。

また、最近物価値上がりの原因として「物流コストの上昇」と言われることが多いが、そのほとんどは航空運輸のコストであり、陸運ドライバーの給料や運賃にはほどんど反映されていないとも指摘。「送料無料」という言葉によって「ドライバーさんの社会的地位が上がらなくなる」とも訴えた。

ほかにも「ジャストインタイム方式」といって、指定時間以外に荷主が荷物を受け取らないシステムにも言及。ドライバーは「8時に来いと言われて7時半に行っても入れてくれない」と明かし、着いていても荷下ろしできず、待機する場所もなく、やむを得ず路上駐車をせざるを得ない現状などを語った。働き方改革の影響で、歩合制が多いトラックドライバーは手取りが減少する。橋本は、労働時間の制限だけでなく、荷主や消費者の慣習や意識改革も必要だと訴えた。

高速料金割引の見直しは「本末転倒もいいところの大改悪」

■番組タイトル:ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』
■放送日時:毎週 月~木曜日 15時30分~17時30分
■パーソナリティ:辛坊治郎
■アシスタント:増山さやかアナウンサー(月~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)
■Twitter:@zoom1242
■ハッシュタグ:#辛坊治郎ズーム
■メールアドレス:zoom@1242.com
■番組HP:https://www.1242.com/zoom/

番組情報

辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!

月~木曜日 15時30分~17時30分 

番組HP

辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)

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