ゴッツこと石島雄介、ビーチバレーへの転向理由はオリンピック
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2月12日(日)、スポーツライター金子達仁がメインパーソナリティを務めるラジオ番組「The Deep」(ニッポン放送・毎週日曜20時~20時20分)が放送。2020年東京オリンピック・ビーチバレー代表・ゴッツこと、石島雄介選手が出演。ビーチバレーボールに転向した理由を明かした。
一流アスリートたちをゲストに迎え、スポーツの面白さや、アスリートの心の奥底にある想いを届けていく番組、「The Deep」。石島は、2008年に男子バレーボール日本代表として出場した北京オリンピックに続き、自身2度目となる2020年の東京オリンピックでは、ビーチバレーボール日本代表として出場。インドアとビーチで、2回オリンピックの出場を果たす。今回番組では、ビーチバレーボールに転向した理由は、オリンピックへの思いがあったと明かした。
金子:もうあちこちでお話されている、聞かれていると思うんです。でも、聞かざるを得ません。なぜビーチへ?
石島:正直一番は、オリンピックですね、オリンピックへ行きたいっていう思いが強かったというのはあります。
金子:インドアで行っているじゃないですか!
石島:行っていますけど、正直、北京オリンピックに出場して、全敗してしまって。次、ロンドンに行っても、1勝でも2勝でもしたいって思いでずっとやってきたんですけど、正直僕は、そこから1回も行くチャンスがなかったので。もう年齢も30歳を越えた中で、正直、インドアで代表ができるチャンスが少なくなってくる時。もう1回、どうしたらできるかと思ったときに、実力主義のビーチバレーボールが、暗闇に見えるか見えないかぐらいの光で。そこに賭けてやる、って気持ちしかなかったです。
金子:2008年北京オリンピック全敗。良い記憶ではないですよね。
石島:そうですね。全く良い記憶ではないです。
金子:なのに、なぜまたオリンピック?
石島:色んなアスリートの方もおっしゃるんですけど、オリンピックでの借りは、オリンピックでしか返せないってよくおっしゃっていて。正直、そこから逃げる自分もいたんですけど、やっぱり選手としてあの「JAPAN!」って言われて、開会式に入って行くところ。観客が「ブワー」っていうあの感動。北京でさえもあの感動があった中で、今回東京オリンピックっていうのは自分が想像した時に、もう感動以上の何ものでもないなって言うのがあって。「そこに立ちたい」っていう思いがすごい沸き上がったのが一番ですね。
そのために、他力じゃ難しい中で、自力でやれる可能性というのであれば、ビーチバレーボールの方がインドアのバレーボールより近いかなっていう思いもあり、少し家族とか、他の人に反対されましたけど、トライしてみようと思いました。
金子:反対した方の主な理由は何だったんですか?
石島:1つは、インドアでのゴッツを見ているので、インドアで終わって欲しい。あとは、生活が不安定なイメージがビーチバレーボールは強かったので、そこにわざわざ今までのこのキャリアを0にしてまで進む必要があるのかっていうのは、身内もそうですけど、かなり言われたのは覚えています。
ビーチボールへの転向を反対されたことに対して、石島は、「自分が納得するところで終わりにしたい」と切り返し、最後は反対していた方々も応援してくれたという。15年ぶりに石島と再会したという金子は、見た目も浅黒く、精悍な感じになっていたと言い、変化に驚きつつも、石島はトークが多彩だと言い、対談を楽しんだ様子だった。
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番組情報
スポーツライターとして幅広く活躍する金子達仁が一流アスリートたちをゲストに迎え、“心の奥底にある想い”を聴くラジオ番組です。アスリートたちの対談を通し、ここでしか聴く事のできない“Deep”な想いと知られざるエピソードに迫っていきます。
また、オンエアでは聴く事ができなかった部分をディレクターズカット版としてPodcastコンテンツとして配信していきます。