北朝鮮ミサイル発射後に病院へ 岸田総理の「理解できない感覚」
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数量政策学者の高橋洋一が2月22日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。2月20日に北朝鮮が日本海に発射した短距離弾道ミサイルへの岸田総理の対応について解説した。
北朝鮮がミサイル2発を発射 ~米中外交トップ会談に合わせて送ったアメリカへのメッセージか
飯田)北朝鮮の弾道ミサイル発射が続けてありました。2月18日に大陸間弾道ミサイル(ICBM)を撃ったと思ったら、20日には短距離弾道ミサイル2発を発射したということです。日本政府の対応も含めて、どうご覧になりますか?
高橋)北朝鮮がミサイルを撃ったのは、米中外交トップ会談に合わせて「北朝鮮も忘れるな」と、アメリカにメッセージを送っているのかなと思いました。ICBMなので、アメリカも深刻ですよね。
飯田)アメリカに対して北朝鮮の存在を忘れるなと。
ミサイル発射の報告を受けておきながら鼻の治療を受けた岸田総理
高橋)もっと驚いたのは日本の対応です。岸田総理はミサイル発射の報告を受けてから、鼻の治療を受けるために診療所を訪れています(※11日の手術の経過観察と処置で17時41分に)。常識的に考えれば、報告を受けたら鼻の治療は止めて、官邸に帰るではないですか。ミサイルの飛行中に治療を受けるというのは、どういう感覚なのだろうと思いました。
飯田)発射が夕方5時21分ごろで、着弾したのが午後6時27分ごろです。着弾の予想時刻はかなり前に出ていたわけですよね。
高橋)今回のICBMは「ロフテッド軌道」で高く打ち上げられたので、1時間10分ぐらい飛行するのです。その間に治療を受け、それが終わったあとに着弾したので、国家安全保障会議(NSC)を開いたということでした。
飯田)治療を受けたのは品川区ですので、官邸から10キロぐらい離れています。
治療中、ロフテッド軌道で飛行していた北朝鮮のICBM
高橋)近いと言えば近いけれど、ミサイルが発射されたことを理解しつつ治療を受けに行ったということですよね。行く前に連絡を受けているわけですから。それに術後経過観察でしょう? それなら次の日か、NSCのあとにすればいいと思います。
飯田)延期するなり。
高橋)ロフテッド軌道で高く上げているから、少し不規則になったら日本に落ちる可能性もありますよ。飛行中に治療を受けていたのは間違いないのですよね。
飯田)時系列的には間違いなくそうですね。
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