連載スタートは50年前!40年ぶりに再開した人気少女漫画の最新作『ポーの一族 青のパンドラ』の魅力

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2月26日(日)深夜、バーチャルMC・一翔剣(吉田尚記アナウンサー)がパーソナリティを務めるラジオ番組『ミューコミVR』(ニッポン放送・毎週日曜日23時30分~)が放送。吉田が、萩尾望都による漫画『ポーの一族 青のパンドラ』のおすすめポイント3つを紹介した。

連載スタートは50年前!40年ぶりに再開した人気少女漫画の最新作『ポーの一族 青のパンドラ』の魅力

番組では、コーナー『サポーターズVR by 小学館』を展開。こちらは、年間500冊以上マンガを読んでいるという吉田が、今誰かにオススメしたい作品を紹介するコーナーとなっており、今回は『ポーの一族 青のパンドラ』をピックアップ。ポーの一族に加わることになった少年の人生を描いた、長編ファンタジー作品となっている。

今回は吉田が、この漫画のおすすめポイント3つを解説した。

吉田:おすすめポイントその1は「連載スタートが50年前」。

『ポーの一族』っていう物語自体が、実は1970年代に連載スタートしてるんです。50年前にこれが発表されたとき、あまりにも革新的だったわけ。少女漫画というと柔らかい可愛らしい物語が多かった中で、めちゃくちゃドラマチックで悲しい運命を背負った吸血鬼の物語が、このきれいな絵で発表された当時の衝撃は、少女漫画史上一番大きな衝撃の1つです。ここでまたすごいのが、40年間連載が空いて、つい最近また始まりました。何がすごいのかというと、その連載を描いていた当時って、萩尾望都先生ってまだ20代の頃なのね?その方が、今70歳を越えて、同じみずみずしさで作品描いているんだよ。

METAMUSE・西井万理那(パートナー):マジですごい!

吉田:おすすめポイントその2は「文化遺産」。

これは吸血鬼ファンタジーで、歴史ものとして描かれてるんですけど、最近の少女漫画で歴史のことをわざわざ描くとかあんまりないじゃない?これはすごいですよ。吸血鬼は永遠の命を持ってるので、人類のほとんどの歴史が出てきちゃう。ローマの時代の話とか、近代の第2次世界大戦の話とかが出てくるんだけど、この作品、40年、間が空いたじゃないですか。最近はスマホを持って、Zoomしたりしてるんです。なのに、トーンが変わってないの。ストーリーテラーって本当にすごいなと思った。

CUBERS・末吉9太郎(パートナー):確かに、そのシーンあった!

吉田:おすすめポイントその3は「大長編なのに1話ずつ読める」。

コミックスでいうと、最初の『ポーの一族』がフラワーコミックスで5冊あって、その後『ユニコーン』っていうシリーズがあって、『春の夢』っていうシリーズがあって、で、今の『青のパンドラ』が始まって、大体全部で10冊ぐらいなのね?『ポーの一族』は1~5巻までなんだけど、基本的は短編の連作としてできていて。すごい密度の物語になってます。その新シリーズ『青のパンドラ』が始まっているんです。1巻が出てるんだけど、めちゃくちゃ気になるところで終わってる!

『ポーの一族 青のパンドラ』の魅力的な要素3つを語った吉田。この作品は『月刊フラワーズ』にて連載中で、コミックス1巻が絶賛発売中。作品に関する詳細は、ホームページや公式SNSでチェックすることができる。

番組情報

ミューコミVR

毎週日曜日 23:30 - 24:30

番組HP

ニッポン放送初のVRアナウンサー「一翔剣(いっしょう・けん)」がお届けする、カルチャー・エンタメプログラム。YouTube Live上に『VR』空間を展開し、60分のラジオ番組を同時生配信! 一翔剣は、2019年に"HoneyWorks"ヤマコ氏のデザインによるVRアナウンサーとして活動開始。今回、アイドル・アーティストとして活動する西井万理那(ZOC)、末吉9太郎(CUBERS)を番組パートナーに迎え、『VR』空間でコラボレーションしていく!!

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