新人作家ならではの勢いが詰まった“マナー”で戦う異例のバトル漫画『遥かなるマナーバトル』の魅力

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1月29日(日)深夜、バーチャルMC・一翔剣(吉田尚記アナウンサー)がパーソナリティを務めるラジオ番組『ミューコミVR』(ニッポン放送・毎週日曜日23時30分~)が放送。吉田が、たむらゲンによる漫画『遥かなるマナーバトル』のおすすめポイント3つを紹介した。

新人作家ならではの勢いが詰まった“マナー”で戦う異例のバトル漫画『遥かなるマナーバトル』の魅力

番組内では、コーナー『サポーターズVR by 小学館』を展開。こちらは、年間500冊以上マンガを読んでいるという吉田が、今誰かにオススメしたい作品を紹介するコーナーとなっており、今回は『遥かなるマナーバトル』をピックアップ。今回吉田は、バーチャルシンガーソングライターの夢追翔 (ゆめおいかける)と、シンガーソングライターの大森靖子をゲストに迎え、この漫画のおすすめポイント3つを解説した。

吉田:おすすめポイントその1は「マナー版『カイジ』」。

主人公は、笹木真那っていう女の子なんですけど。お父さんが、小さなマナー違反で自殺してしまったと……。取引先にマナー違反を咎められて、取引を切られちゃったから、それを苦に、靴をマナー通り揃えて自殺した、みたいな。で、「父を殺した“マナー”が憎い」ってなって、“マナーバトラー”になるんですよ。どういうことをするかというと、例えばビジネスのときに、名刺交換とかするじゃないですか。お互いの名刺交換のときに、例えば「相手の名前の上に指が乗っかってしまうのはマナー違反ですよ」みたいなことをお互いにあげつらって、「確かに私、マナー違反してた」って思うと、相手にダメージがいくっていう、バトルものなんですよ。“マナーバトル”という、今までこの世に一切存在しなかったバトルが繰り広げられている漫画なんですよ。

夢追:指摘すると、精神ダメージが入るんですね。

吉田:おすすめポイントその2は「新人さんしか絶対に描けない」。

マナー版『カイジ』を思いついても、余計なこと考えちゃったりとか、漫画のセオリーとかみんな考えちゃうと思うんですけど。(作者の)たむらゲンさんという方、僕が知っている限りだと、初めての単行本だと思うんです。だから、勢いがすごい(笑)マナーで戦ったら面白いっていうのを本人が信じ切っているのが、めちゃめちゃ伝わってくるんですよね。

大森:1コの思いつきを押し通す力って、やっぱりミュージシャンでも若手がすごいって思う(笑)

吉田:おすすめポイントその3は「マナーの勉強にはあんまり役に立たない」。

「商談の最中にお茶を飲んじゃいけない」っていうルールで、初めお父さんは命を絶ってるんですね。それは、なくはないかもしれないけど……まぁないよ(笑)最終的に、人の気持ちを和やかにさせたりとか、変に刺激しないことがマナーじゃないですか。だから、ちょっとした所作の部分はあんまり役に立たないんだけど、「マナーはお互いの気持ちのやり取りが大切ですよ」という本質的なところはちゃんと役に立つのよ。

『遥かなるマナーバトル』の魅力的な要素3つを語った吉田。この作品は、漫画が読めるアプリ『マンガワン』にて連載中で、コミックス第1巻が発売されたばかり。作品に関する詳細は、ホームページや公式SNSでチェックすることができる。

番組情報

ミューコミVR

毎週日曜日 23:30 - 24:30

番組HP

ニッポン放送初のVRアナウンサー「一翔剣(いっしょう・けん)」がお届けする、カルチャー・エンタメプログラム。YouTube Live上に『VR』空間を展開し、60分のラジオ番組を同時生配信! 一翔剣は、2019年に"HoneyWorks"ヤマコ氏のデザインによるVRアナウンサーとして活動開始。今回、アイドル・アーティストとして活動する西井万理那(ZOC)、末吉9太郎(CUBERS)を番組パートナーに迎え、『VR』空間でコラボレーションしていく!!

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