キャスターの辛坊治郎が3月13日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。新型コロナウイルス感染防止対策としてのマスクの着用が13日から個人の判断に委ねられたことをめぐり、「そもそもマスクの着用は義務ではなかったのだから、何も変わらない。日本人がマスクを外さないのは国民性だ」と持論を展開した。
新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5月8日から「5類」に引き下げられるのを前に、3月13日から新型コロナ対策としてのマスクの着用が個人の判断に委ねられた。しかし、医療機関や混雑した電車では今後もマスクの着用が推奨されており、場面に応じた対応が必要になりそうだ。
辛坊)今日、ニッポン放送に来る途中に通りかかった銀座三越では、入り口にあるライオン像から大きなマスクが取り外されていました。また、マスクをしていない人を6人ほど見かけました。この6人の半数はジョギング中の方でした。6人という数字は、私がここ最近で確認した中では最多です。しかし、今日から何かが劇的に変わったという感覚にはなりませんね。
多くの国では、新型コロナ対策としてのマスクの着用は義務です。マスクを着用していないと罰則を科せられるわけです。ところが、日本ではマスクの着用は、お願いベースです。そもそも12日までもマスクの着用は義務ではなく、個人の判断だったわけですよ。強制的に着用させられていたのではないですから、何も変わらないですよね。
日本人は真面目です。お願いベースで、ここまでマスクの着用を守るのは、国民性だと思います。ちなみに、私がマスクを着用してきた理由は、周りの目線が気になるからです。公共交通機関に乗った際に、白い目で見られたり、トラブルの原因になったりするのが嫌だからです。
今後、大半の日本人がマスクを外す時期は、花粉症のシーズンが終わり、なおかつ自宅にあるマスクの在庫が最後の1箱くらいになってきた頃ではないでしょうか。社会的な同調圧力が強いですから、周りがマスクを外していないのに自分だけ外そうという人は、よほど自己主張がしっかりしている人だと思います。
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番組情報
辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)