ツイッター認証マーク、一部で復活 「マスク氏は朝令暮改の人、思いつきだけで行動」ITジャーナリスト・三上洋氏が解説

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ITジャーナリスト、三上洋氏が4月25日、ニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演し、辛坊と対談。アメリカの短文投稿サイト「ツイッター」で最近、有料会員ではない人の一部に認証マークが復活したことを巡り、「イーロン・マスク氏が友人だけに付けたため、避難轟々になった」と解説した。

ツイッター認証マーク、一部で復活 「マスク氏は朝令暮改の人、思いつきだけで行動」ITジャーナリスト・三上洋氏が解説

ツイッターのロゴとマスク氏(ロイター=共同)

辛坊)企業家のイーロン・マスク氏による買収以降、ツイッターはゴタゴタ続きです。認証マークはかつて、著名人や企業に限定して無料で付けていましたが、マスク氏の買収後に収益拡大策として有料サービスの会員であれば誰でも付与する方針に変更しました。ところが、最近になって有料会員ではない人の一部に認証マークが復活し、全世界的なニュースになっています。いったい、どうなっているのでしょうか。

三上)マスク氏の気まぐれには、ほとほと困っています。

辛坊)やはり、そんな感じですか。

三上)無課金ユーザーの認証マークは20日に一斉削除されましたが、マスク氏は友人だけに自腹で認証マークを復活させたんですね。ところが、復活の基準が不明確だとして非難轟々となりました。それで、フォロワーが100万以上の人を対象に認証マークを復活させたんです。

辛坊)ツイッターのフォロワー100万以上はハードルが高いですね。

三上)かなりハードルが高いです。これにより、フォロワー数100万を境に明暗が分かれています。このように、ツイッターのユーザーはずっと一喜一憂させられています。マスク氏は朝令暮改の人、思いつきだけで行動している人です。

辛坊)ツイッターは、これからどこへ向かうのでしょうか。

三上)収益はどんどん下がっていますし、広告も減っています。ただ、交流サイト(SNS) というものは、その機能の良し悪しではなく、ユーザーの数しだいです。ツイッターはいまだに多くのユーザーがいます。とはいえ、代替となるライバルはたくさん登場してきています。例えば、ツイッターの創業者が支援する「ブルースカイ」です。ツイッターにそっくりなのですが、すごく便利で、性能もとても優れています。

辛坊)若い人は、むしろ「インスタグラム」などを使う人が多いですよね。

三上)そうですね。ですから、ツイッターから他のSNSへ移る人もいます。とはいえ、やはり、ツイッターはユーザーが多いですから、一喜一憂させられてもツイッターに残る人は多いということになります。

辛坊)新しいSNSを開発しようと思ったら、今がチャンスですね。

三上)まさにチャンスです。

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