作家で自由民主党・参議院議員の青山繁晴が4月28日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。4月26日に行われた米韓首脳会談について解説した。
核のことはアメリカに任せて黙っていなさい
飯田)米韓首脳会談が行われましたが、ここでも核抑止の話が出ています。どうご覧になりますか?
青山)これはアメリカからの「韓国に核武装してもらったら困るよ」という話です。北朝鮮の核による脅威は、急激に増しているわけではありません。北朝鮮のミサイル乱発はあくまでビジネスのためなのです。
飯田)ビジネスのため。
青山)いまは世界が不安定なので、北朝鮮の核技術やミサイル技術そのものが、本体を売らなくても高値で売れているのです。
飯田)北朝鮮の核やミサイルに関する「技術」が。
青山)でも、それに興奮した韓国では、世論の7割近くまでが「核武装するべき」という方向になってしまっている。アメリカとしては、南北に核を持たれたら敵わんという気持ちがあるので、「いやいや、うちがきちんとやるから黙っていなさい」というのが、米韓首脳会談の本当のところです。
韓国の半導体製造の半分は中国で行われている ~それにプレッシャーを掛けることがアメリカのもう1つの目的
青山)もう1つ、韓国は隠れた部分で、実は半導体製造の半分くらいを中国で行っています。それについて「もう許しませんよ」と、アメリカがプレッシャーを掛けることが今回の目的の1つです。公表されないことなのです。
飯田)そうなのですね。
青山)だからいま日本は輸出管理において、韓国をホワイト国に戻してはいけない。北朝鮮の問題だけではなく、中国の大きな問題が出てきているタイミングで、なぜ岸田政権はホワイト国に戻したがるのでしょうか。
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