萌えキャラの男性主人公が“全く知らない人類の弱点”に挑む本格ミステリー『植物病理学は明日の君を願う』の魅力

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5月28日(日)深夜、バーチャルMC・一翔剣(吉田尚記アナウンサー)がパーソナリティを務めるラジオ番組『ミューコミVR』(ニッポン放送・毎週日曜日23時30分~)が放送。吉田が、竹良実による漫画『植物病理学は明日の君を願う』のおすすめポイント3つを紹介した。

萌えキャラの男性主人公が“全く知らない人類の弱点”に挑む本格ミステリー『植物病理学は明日の君を願う』の魅力

番組では、コーナー『サポーターズVR by 小学館』を展開。こちらは、年間500冊以上マンガを読んでいるという吉田が、今誰かにオススメしたい作品を紹介するコーナーとなっており、今回は『植物病理学は明日の君を願う』をピックアップ。この作品は、“植物病理学”という学問をテーマとした作品となっている。

今回は吉田が、VTuberのレヴィ・エリファをゲストに迎え、この漫画のおすすめポイント3つを解説した。

吉田:おすすめポイントその1は「全く知らない人類の弱点」。

もし人類を滅ぼそうとした場合、一番いい方法は、植物の病気を流行らせることかもしれないんだって。人類の摂取カロリーの8割近くって、たった14種類の植物性の食物であると。米とか小麦とかトウモロコシとか。もしそれを、全滅させちゃうと、8割の食べ物を取られてしまう。それなのに植物の病気のことをマジメに研究してる人って、そんなにたくさんいるわけじゃなくて……みたいなことを、指摘してる漫画なの。植物病理学者の叶木准教授と、秘書の千両久磨子さんっていう人が出てきて、人類を苦しめるはずの農作物の病を、解き明かしていくんですよ。植物は人と違って、病気になっていても口を開くことができないから、周りにどんな虫がいるのかとか、どんな温度になっているのかを調べることによって、原因を見つけていく。それが、“植物病理学”なんですよ。結構すごい学問なのに、我々は1ミリも知らなかったっていう……。

METAMUSE・西井万理那(パートナー):知らなかった……。

吉田:おすすめポイントその2は「本格ミステリー」。

この作品は、竹良実さんという方が描いていて。私、この作者さんの漫画を全部読んでるんですけど、めちゃくちゃ面白いの。常に先が読めないんですよ。「まさか、この人が犯人?」みたいな、すごい作品を作る人で。『辺獄のシュヴェスタ』と、この間まで『バトルグラウンドワーカーズ』っていう漫画をやっていたんですけど、私、何回びっくりしたか分からない。「何でこんなことを思いつくの!?」って。今回も、みかんの木を枯らした犯人が1巻で分かるんだけど……「この人!?」ってびっくりしました。まだ1巻までしか出てないんですけど、1巻の終わりで、「この人の裏の顔はある?」っていうページで終わってるの。ミステリーとして、すごくよくできてます。

レヴィ:え~っ!

吉田:おすすめポイントその3は「主人公がめっちゃ萌えキャラ」。

叶木准教授が、三つ揃いスーツでネクタイで長髪で、超美形で、若干Sっぽいんです。こんなに属性多い人いないでしょ?しかも、いわゆる“学者バカ”という感じで、自分の使命のためだったら、怪我しようと何だろうと、ほかのことは一切興味ないみたいな。……ヤバくないですか?刺さる人には刺さるキャラクターだと思う。

『植物病理学は明日の君を願う』の魅力的な要素3つを語った吉田。この作品は、『週刊ビッグコミックスピリッツ』にて連載されており、コミックス第1巻が発売中。作品に関する詳細は、ホームページや公式SNSでチェックすることができる。

番組情報

ミューコミVR

毎週日曜日 23:30 - 24:30

番組HP

ニッポン放送初のVRアナウンサー「一翔剣(いっしょう・けん)」がお届けする、カルチャー・エンタメプログラム。YouTube Live上に『VR』空間を展開し、60分のラジオ番組を同時生配信! 一翔剣は、2019年に"HoneyWorks"ヤマコ氏のデザインによるVRアナウンサーとして活動開始。今回、アイドル・アーティストとして活動する西井万理那、末吉9太郎を番組パートナーに迎え、『VR』空間でコラボレーションしていく!!

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