室内プールの「天井」はなぜ高いの?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。7月19日放送分のテーマは「室内温水プール」です。
「室内温水プール」では、天気や季節に関係なく水泳を楽しむことができます。1917年(大正6年)、「東京YMCA」が「室内温水プール付き総合体育館」を建設したのが、「日本初の温水プール」と考えられています。
このプールでは「クロール」などの近代的な泳ぎ方を紹介し、日本水泳界の国際化に貢献したそうです。また、当時は温水プール施設がほとんどなかったことから、オリンピックの水泳選手も「東京YMCA」のプールで練習していました。
1925年には東京大学が、それまで使用していたプールを改修し、温水プールにリニューアル。1年を通じて水泳部の練習などに使っていたそうです。
ちなみに、温水プールの水温は「28~29度程度」、室内の温度は「28~29度程度」と定められています。また温水プールに限らず、室内プールでは湿気を少しでも防ぐために、天井の高さが「プールサイドから平均5メートル以上」と決められているそうです。
また、災害や長年の使用による劣化で天井が落下する事故がいくつも発生したことを受け、天井部分の耐震補強の他、「湿気に強く、軽くて丈夫な素材」へと変わってきているそうです。
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