キャスターの辛坊治郎が8月10日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。マイナンバーの名義と別名義の公的給付金の受取口座がひも付けされている問題で、家族ら本人以外の名義の口座を登録したとみられるケースが10万件を超えている事態を巡り、「1、2年で正常化するのは無理だが、解消しなければマイナンバーは使い物にならない」と指摘した。

※イメージ画像
全国保険医団体連合会は9日、70歳以上の高齢者がマイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」を使って受診した際、医療費の窓口負担割合が誤って表示される事案が19都府県、370医療機関であったと発表した。
辛坊)最大の問題は、マイナンバーの名義と別名義の公的給付金の受取口座がひも付けされていることです。特に、親や子供らの名義のマイナンバーを別の家族名義の口座にひも付けされているとみられるケースが10万件以上もあることです。これはミスというよりも、意図的に行われたものだといえます。
そもそも、こうしたことができてしまうシステム自体が問題です。いわゆるバグのようなものであれば少しずつ修正していけば何とかなりますが、意図的にねじ曲げられたひも付けを1、2年で正常化することは無理だと思います。しかしながら、こうしたひも付けを全て解消しなければ、マイナンバーの役割としては使い物になりません。