8月21日(月)22時、オールナイトニッポンブランドの音楽番組「オールナイトニッポンMUSIC10」(ニッポン放送・毎週月曜22時~)が放送。1週間のトップバッターである月曜日のパーソナリティは、最年長で「キャプテン」と呼ばれるミュージシャン・森山良子が担当した。

“長野愛”を語る森山良子
番組タイトルの『MUSIC10』は「夜の10時から素敵な音楽を10曲届ける」と意味合いが込められており、ノンジャンル、洋邦、新旧すべてOK 、10曲以上、すべてフルコーラスでリクエストにお応えするこの番組。
番組では曜日ごとにパーソナリティ(月曜:森山良子、火曜:鈴木杏樹、第1・3水曜:名取裕子、第2水曜:森高千里、第4水曜:岸谷香、木曜:渡辺満里奈)の特質を活かしたコーナーがあり、この日はデビュー以来57年、日本中、ときには海外にもコンサートで出向く森山が「ご当地ソングスコレクション」を展開した。
この日OAしたのは長野県歌「信濃の国」。1953年に発売されたアナログレコードを、地下4階のレコード室からピックアップ。全6コーラスのうち、A面に1~3番、B面に4~6番が収められているレア盤だ。
「(「信濃の国」の)歌詞には長野の各地の地理、歴史、文化、人物が散りばめられています。私も長野はオリンピックのときに毎週通って、外国人観光客やプレス関係者たちが増えていく様子をずっと見ていたものですから、長野に対する愛着はありますね」
森山自身長野での山登りにハマった時期があったり、森山も出演した「長野オリンピック」の開会式・閉会式で日本選手団の入場曲に使われたのがこの曲だったりと実は長野への思い入れは強いようで……。
「松本市のあたりと長野市のあたりで文化の違いを感じる方もいらっしゃるかもしれませんけど、とにかく長野県は広いんですよね。全国4番目の広さ。山も綺麗ですし、水も綺麗ですし、野菜も美味しいですし……ほんっとうにいいところですよね。長野県民の方、ぜひ一緒に歌ってください! どうぞ!」
A面・B面連続で5分57秒フルコーラスでOAすると、X(旧Twitter)でも、番組メールにも長野県民、長野県出身者のリスナーから「まさか全国放送で聴けるなんて!」「ありがとう!」「感激です!」「一緒に歌いました」とのメッセージが。
番組では森山も曲の冒頭をアカペラで歌い、思いがけない「長野県賛歌」の時間となった。