キャスターの辛坊治郎が8月31日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。大手百貨店そごう・西武の売却に反発する労働組合が同日、旗艦店の西武池袋本店(東京都豊島区)でストライキを実施し、同店が臨時閉館したことを巡り、「世間の理解はあるが、親会社としては苦悩の結果だ」と指摘した。
百貨店そごう・西武の売却を巡り、雇用などへの懸念から反発している労働組合は、旗艦店の西武池袋本店で31日、ストライキを実施した。百貨店業界のストライキは1962年の阪神百貨店以来、61年ぶり。一方、親会社のセブン&アイ・ホールディングスは9月1日、そごう・西武をアメリカの投資ファンドに売却する方針だ。
辛坊)日本で労働組合のストライキが次第に減ってきた1つの大きな理由は、公務員の組合などがどんどん過激化していって、労働条件の改善のために行うはずのストが、非常に政治的な背景で行なわれるようになったことに対する抵抗感が広まったからです。つまり、本来の目的とはかけ離れたストに対する世間の反発があったためです。
今回のストは従業員の待遇に直接かかわっているため、世間からの理解はかなりあると思います。一方、親会社としては、今の時代に百貨店を抱えていることが、将来的に高い経営リスクがあると判断した苦悩の結果だと思います。
番組情報
辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)