キャスターの辛坊治郎が9月13日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。同日発表された第2次岸田再改造内閣の閣僚名簿について「やたらに二世議員が多い」としたうえで、「この国では優秀な人が首相になれない」と指摘した。

第2次岸田再改造内閣が発足し、記念写真に納まる岸田文雄首相(前列中央)と閣僚ら=2023年9月13日午後8時38分、首相官邸 写真提供:共同通信社
岸田文雄首相は内閣改造を行い、松野博一官房長官が19人の閣僚名簿を発表した。初入閣が11人、留任が6人、閣僚経験者の再入閣が2人となっている。女性の入閣は5人で、第1次小泉内閣や、第2次安倍改造内閣と並び、これまでで最も多くなった。
辛坊)発表された閣僚の顔ぶれを見ると、当選回数などがある程度、重視されている感じがします。きっと、他に尺度がないのでしょうね。
それにしても、やたらに二世議員が多いです。やはり、特定のバックボーンがないと政治家にはなれないのかと思えてしまいます。その人たち本当に優れた政治をしてくれるのであればいいのだけれども、「二世で地盤と看板を継いで国会議員になりました」「当選回数を重ねました」「大臣になりました」という人が大量にいる政治で、本当にこの国は良くなるのだろうかと私はすごく疑問に思います。
この国では、本当に優れている人が政治家として名乗りを上げ、キャリアを積んで大臣にまでたどり着くのは非常に困難です。首相も同様で、全く何もないところから出てきて首相にまでたどり着く人は、過去を振り返っても限られています。このような状態で日本の未来はあるのでしょうか。