政治ジャーナリスト・青山和弘氏が10月31日、ニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演し、辛坊と対談。止まらない岸田文雄内閣の支持率低下と衆院解散のタイミングについて、「支持率が下がれば下がるほど、岸田首相は解散しなければならない状況に追い込まれる」と解説した。
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第212回国会における岸田内閣総理大臣所信表明演説 2023年10月23日 ~首相官邸HPより https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/actions/202310/23shu_san_honkaigi.html
30日に報道されたテレビ朝日系のANNの世論調査の結果によると、内閣支持率は6カ月連続下落で、前回調査から3.8ポイント減り、政権発足以降、過去最低の26.9%となった。衆院議員の任期が2年の折り返しを迎えた今、どこで解散に踏み切るのか、岸田首相の判断が注目されている。
青山)支持率が下がれば下がるほど、岸田首相は2024年9月の自民党総裁選に出られなくなる可能性が高まっていくわけです。そうすると、岸田首相にしてみると「解散しないと駄目だ」という気持ちになります。
辛坊)「解散してみて衆院選で負けたとしても、(支持率低下で)どうせ辞めなければいけないのだから、解散を試す価値はある」というのが、岸田首相の思惑ですね。逆に解散して衆院選で勝てたとしたら、内閣を続けられるのですから、それはそれで「良かった」ということですね。
青山)そうです。繰り返しになりますが、支持率が下がるほど、岸田首相は解散で勝負しなければならない状況に追い込まれていきます。デフレスパイラルのような状況です。
辛坊)面倒な人ですね。
青山)岸田首相は、どんどん追い込まれています。ですから、解散の可能性をいまだに模索していて、本人は大変な状況になっています。