2月4日(日)深夜、バーチャルMC・一翔剣(吉田尚記アナウンサー)がパーソナリティを務めるラジオ番組『ミューコミVR』(ニッポン放送・毎週日曜日23時30分~)が放送。代打パーソナリティとして登場したニッポン放送アナウンサーの前島花音が、吉田のおすすめする、沖田×華による作品『お別れホスピタル』のおすすめポイント3つを紹介した。
番組では、コーナー『サポーターズVR by 小学館』を展開。こちらは、年間500冊以上マンガを読んでいるという吉田が、今誰かにオススメしたい作品を紹介するコーナーとなっており、今回は『お別れホスピタル』をピックアップ。『透明なゆりかご』や『不浄を拭うひと』の著者が死に行く命が集う終末期病棟・ターミナルを舞台に描く人間ドラマ。病院で働いて2年目の看護師・辺見が、様々な患者の死と人生を見届ける作品で、NHK連続ドラマも放送中となっている。
今回番組では、バーチャルライバーのベルモンド・バンデラスをゲストに迎えて展開。前島が、吉田から伝授されたというおすすめポイント3つを紹介した。
前島:おすすめポイントその1は「超リアルな今際の際のドラマが軽い絵柄で描かれている」。
人がなくなるシーンが多いので、かなり殺伐とした作品になってしまう可能性があるんだけれども、絵柄を見るとすごく温かみがあって……柔らかくて可愛らしいというか、そういった絵柄で。「深刻だから重い」って感じじゃなくて、「こういうことがあるんだな」っていうのを、本当にフラットに読むことができる作品です。
ベルモンド:うんうん。
前島:おすすめポイントその2は「圧倒的取材量」。
終末期病棟をテーマにしているフィクションなんですけども。患者さん1人1人のケースが、すごくリアルなんですよ。認知症の方がどんな行動を取っちゃうのかなとか、亡くなる直前の方でも恋愛で元気になったりするとか、昔のどんなことを思い出すとか。あと、看護師さんのプライベートな仕事っていうのは、どうなってるのかとか。どれだけ調べているのかなってびっくりするくらいの取材量なので、私たちがあまり触れたことない世界でも知ることができるという、すごく発見が多い作品になってます。
ベルモンド:お~!
前島:おすすめポイントその3は「ダークなドラマが挟まっている」。
1話完結で読めるシリーズなんですけども、単行本で縦のストーリーを追っていくと、一見そうは思えないけど、とんでもなく悪い人が挟まってたりとか……。「人ってこういう部分あるよな~」みたいなのも描かれてて、グッとくる部分も結構あります。最新巻あたりだと「え、この人が!?」っていうような人が、ちょっと怪しい動きをする場面もあるので。ぜひ、たくさんの方に読んでいただきたい作品ですね。
『お別れホスピタル』の魅力的な要素3つを語った前島。この作品は『週刊スピリッツ』で連載中となっており、コミックスは第11巻が絶賛発売中。作品に関する詳細は、ホームページや公式SNSでチェックすることができる。
番組情報
ニッポン放送初のVRアナウンサー「一翔剣(いっしょう・けん)」がお届けする、カルチャー・エンタメプログラム。YouTube Live上に『VR』空間を展開し、60分のラジオ番組を同時生配信! 一翔剣は、2019年に"HoneyWorks"ヤマコ氏のデザインによるVRアナウンサーとして活動開始。今回、アイドル・アーティストとして活動する西井万理那、末吉9太郎を番組パートナーに迎え、『VR』空間でコラボレーションしていく!!