キャスターの辛坊治郎が2月13日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。アメリカのABCテレビなどが11日発表した世論調査で、11月の大統領選で再選を目指す民主党のバイデン大統領(81)が高齢過ぎて2期目を務められないとの回答が86%に達したことを巡り、「この世論調査は危うい。サンプルの対象になっていない大きな世論を動かすきっかけになり得る」と指摘した。
アメリカのABCテレビなどが11日発表した世論調査で、11月の大統領選挙で再選を目指す民主党のバイデン大統領が高齢過ぎて2期目を務められないとの回答が86%に達した。有権者の間に職務遂行能力への不安が根強い現状が浮き彫りになった。
辛坊)この世論調査はすごく危うい感じがします。世論調査は、世論の流れに大きく影響を及ぼすからです。現状の世論がどうなっているかということよりも、一部のサンプルを使って出た結論がサンプルの対象になっていない大きな世論を動かすきっかけになり得ます。
独裁国家では世論なんて関係なく、当局の思うままです。しかし、民主主義の選挙は世論の動向しだいで結果は変わってきます。今回のように「バイデン大統領が高齢過ぎて2期目を務められないとの回答が86%にも達した」という結果を聞いた人は、どう思いますか。「最近、言い間違い多いし、やっぱり駄目だよね」と思ってしまう人がもっと増えますよ。投票行動にも当然、影響を及ぼします。
こうなると、共和党のトランプ前大統領は高齢とはいえ77歳ですから、大統領の任期分である4歳ほどバイデン大統領より若いという現実は、おそらく投票行動に影響を与えるだろうという気がします。
番組情報
辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)