惑星科学が専門の元宇宙航空研究開発機構(JAXA)職員で月探査情報ステーション編集長の寺薗淳也氏が2月14日、ニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。1969年、アポロ11号の月面着陸の映像について、一部にねつ造説が根強くあることを巡り、「月面着陸計画には40万人が関わっています。しかし、その誰からも『実は着陸していませんでした』といった、ねつ造説を認める話は出てきていない」と解説した。
辛坊)1969年、アポロ11号が月面着陸に成功しました。私も当時、生中継の映像をテレビで見ていました。このアポロ11号の月面着陸の映像に関しては、ハリウッドの映画スタジオで撮影したのではないかという都市伝説のような話が根強くあります。そんなデマを一発で否定するには、探査機を月に飛ばし、アポロ11号の着陸地点の痕跡を撮影すればいいだけだと思うのですが……
寺薗)それを行ったとしても、月面着陸はでっち上げだと思っている一部の人は、(後から撮影したのも)「同じアメリカのロケットだから嘘だ」「同盟国のロケットだから信じられない」と言うでしょう。ただ、デマを否定する方法はさまざまあり、実際にアメリカの探査機が上空からアポロ11号の着陸の痕跡を撮影しています。
いずれにしても、月面着陸計画には40万人が関わっています。しかし、その誰からも「実は着陸していませんでした」といった、ねつ造説を認める話は出てきていません。
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辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)