2月18日(日)深夜、バーチャルMC・一翔剣(吉田尚記アナウンサー)がパーソナリティを務めるラジオ番組『ミューコミVR』(ニッポン放送・毎週日曜日23時30分~)が放送。吉田が、をのひなおによる作品『明日、私は誰かのカノジョ』のおすすめポイント3つを紹介した。
番組では、コーナー『サポーターズVR by 小学館』を展開。こちらは、年間500冊以上マンガを読んでいるという吉田が、今誰かにオススメしたい作品を紹介するコーナーとなっており、今回は『明日、私は誰かのカノジョ』をピックアップ。今の若い女性たちの、パパ活、マッチングアプリ、ホストクラブ、毒親など、恋愛のリアルをオムニバス形式で描くビターラブストーリーとなっている。
今回は吉田が、バーチャルライバーのシェリン・バーガンディをゲストに迎え、このマンガのおすすめポイント3つを解説した。
吉田:おすすめポイントその1は「『あるわ~!』っていう話」。
彼女代行、パパ活、マッチングアプリ、ホストクラブ、炎上する配信者の話などもあるんですけど。全部、ものすごいリアリティ。マジメそう大学に真面目に通ってた子が、こんなことからホストクラブにハマっていくんだ……みたいなこととか。女性たちが一体どうしてそこにたどり着くのか?みたいのが、如実というかリアリティを持って描かれていて。作者のをのひなおさんという方は、マメに取材できてるだけじゃなくて、(登場人物が)そのときどんなこと考えてるかまで取材できているんですよね。
シェリン:へぇ~!
吉田:おすすめポイントその2は「転落のドラマ」。
彼女代行とか、そういうことをやって上手くいく人もいるわけじゃないですか。でも、この作品に出てくる登場人物たちは、ほとんどが転落していきます。ただ、見ていると、教訓とかじゃなくて、「人の弱さってそういうもんだからしょうがないよね」っていう感じの落ちていき方なんですよ。
シェリン:あ~なるほど!
吉田:おすすめポイントその3は「安易には救われないけど、思った通りじゃなく救われる」。
完結するまでに、「結構ひどい目に遭ってるな~この人」みたいなので、オムニバスが終わっているのがいっぱいあるんですよ。でも、最後まで読んだら、いろんな救われ方をしています。大変な目に遭ってる人もいるんですけど、“大変な目に遭ったからこそ気づける何か”みたいなところまで、全部描けているタイプの作品なんですよね。
『明日、私は誰かのカノジョ』の魅力的な要素3つを語った吉田。この作品は、コミックス最新第17巻が2月19日(月)に発売。さらに、最終巻の発売を記念して、カラオケパセラ新宿靖国通り店とのコラボを開催。作品のキャラクターにちんだコラボメニューのほか、作者・をのひなおの描き下ろしイラストを使用した限定グッズが販売される。作品に関する詳細は、ホームページや公式SNSでチェックすることができる。
番組情報
ニッポン放送初のVRアナウンサー「一翔剣(いっしょう・けん)」がお届けする、カルチャー・エンタメプログラム。YouTube Live上に『VR』空間を展開し、60分のラジオ番組を同時生配信! 一翔剣は、2019年に"HoneyWorks"ヤマコ氏のデザインによるVRアナウンサーとして活動開始。今回、アイドル・アーティストとして活動する西井万理那、末吉9太郎を番組パートナーに迎え、『VR』空間でコラボレーションしていく!!