キャスターの辛坊治郎が3月5日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。新型コロナウイルス対策の地方自治体向けの財源として、国が創設した地方創生臨時交付金の事業計画について、一部メディアの調べで使い道が疑問視されかねない事例が多く見つかったことを巡り、「新型コロナ関連の税金は、2025年大阪・関西万博で指摘もある『無駄』とは桁違い。地方自治体が独自の努力で稼いだお金ならまだしも……」と解説した。
新型コロナウイルス対策の地方自治体向けの財源として、国が2020年に創設した地方創生臨時交付金の事業計画を朝日新聞が調べたところ、使い道が疑問視されかねない事例が多く見つかった。密を避けるためのキャンプ関連の事業は少なくとも326件、サイクリング関連の計画は271件、花火関連のイベントは159件あった。
辛坊)2025年大阪・関西万博にかかる費用が3000億円前後までに膨れ上がっています。一方、新型コロナウイルス関連では、おおざっぱにいうと18兆円もの税金が使われています。つまり、大阪万博60回分くらいのお金が新型コロナ関連に使われている計算です。
大阪万博は「無駄」との指摘もありますが、新型コロナ関連に使われたお金は桁違いです。何を無駄と考えるかは難しいところではありますが……。
地方自治体が独自の努力で稼いだお金を「好きな勝手に使わせてもらいます」というのであればまだしも、交付金を好き勝手に使うというのはいかがなものですかね。
番組情報
辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)