残暑といえどもまだまだ暑い日が続き、熱中症対策も引き続き必要とされるこの時期。ニッポン放送・前島花音アナウンサーが東京都水道局の「Tokyowater Drinking Station」の取り組みと、その現状について取材。東京都水道局サービス推進部の高田瞳さんと青柳祐輝さんに話を聞いた。
■Tokyowater Drinking Stationとは
Tokyowater Drinking Station(以下DS)とは、東京都水道局による給水所設置の取り組みであり、東京の水道水「東京水」の飲料促進や、それによる環境配慮行動の促進を目的とした事業である。青柳さんは「年齢性別、国内外問わず、多くの方に東京の水道水の安全性や美味しさを実感してもらえるサービスとなっています」と解説。いつでも冷たい水が飲めるDSは、今回前島アナが取材した国際フォーラム地上広場をはじめ、東京都水道局が設置した11か所と、区市町の施設や都営地下鉄の駅を合わせて、約900か所に設置されている。水道管と直接つながっているため、利用制限はなく、いつでもどこでも東京水を飲むことができる。
■具体的な利用方法は?
DSは、ボタンを押してそのまま水を飲むことができる「水飲み型」と、持参したマイボトルに水を入れて利用できる「ディスペンサー型」の2種類が展開されており、状況によって、利用方法を選択できるのも魅力だ。
ディスペンサー型の使用方法は、扉を開け、マイボトルをセットしたのちに、ボタンを押すという簡単なものとなっている。東京国際フォーラムに設置されているDSの機体には点字や英語、ピクトグラムで解説が書かれているほか、車いす利用者や小さな子どもが使いやすい高さのデザインが採用されており、夜間に役立つウェルカムライトの機能も設置されている。ウェルカムライトについてたずねると、高田さんは、東京都水道局の「おもてなし」だと笑顔でコメントした。
■マイボトルを持ち運ぼう!
環境配慮行動の1つとして、マイボトルの持ち運びが挙げられるが、DSは水飲み型、ディスペンサー型のどちらにも、冷水機が搭載されており、持参した容器に水を入れられるディスペンサー型では、冷たい水を持ち運ぶことができる。取材時にも、水筒や空のペットボトルに水を汲む方が見受けられた。前島アナもマイボトルへの給水を行い、「冷たくて美味しいです! 」と笑顔を見せた。
■東京都水道局のホームページでは、近くのDSが検索できる!
東京都水道局のHPでは、DSの設置場所のマップが公開されており、近隣のDSを調べることができる。前島アナも、「喉が渇いたら、現在地から調べて、近くのDSに駆け込めるということですね。」と感心した様子であった。
熱中症対策には、こまめな水分補給が欠かせなため、DSの存在は心強い。東京水が飲める水飲栓には、ロゴが描かれたシールが貼ってあるため、街中で探してみてはいかがだろうか。
■イベントには、可動型水飲栓が稼働
東京都水道局をはじめとするイベント会場で活躍するのは、可動型水飲栓だ。持ち運び可能なDSで、イベント会場でも東京水を飲むことができる。東京都水道局のイベントには、国内外から人が訪れ、多くの人から「美味しい」との反応があるそう。夏だからこそのイベントは多くあるが、その分、熱中症のリスクが高まるため、屋内外問わず重宝されそうだ。
■東京都水道局高田瞳さんからのメッセージ
取材の最後に、高田さんは「東京都水道局では、安全で美味しい水道水を、より多くの人に知っていただくため、Tokyowater Drinking Stationの事業を展開しております。東京都水道局のホームページから、DSの場所を探すことができますので、外出先での水分補給に、ぜひご利用いただければと思います」とリスナーにメッセージを寄せた。
■Tokyowater Drinking Station
https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/drinking_station/