『お嬢と番犬くん』福本莉子×ジェシー、溺愛ぶりに萌えキュンが止まらない!

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Tokyo cinema cloud X by 八雲ふみね【第1237回】

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信する「Tokyo cinema cloud X(トーキョー シネマ クラウド エックス)」。

今回は、3月14日に公開された『お嬢と番犬くん』と『STEP OUT にーにーのニライカナイ』をご紹介します。

(C)2025「お嬢と番犬くん」製作委員会

画像を見る(全12枚) (C)2025「お嬢と番犬くん」製作委員会

『お嬢と番犬くん』ドキドキが詰まったロマンティックコメディ

令和のいま、少女マンガの世界で一大トレンドとなっているのが、溺愛系。周囲の女の子からモテまくりのイケメン男子が一途に想い続けているのは、ヒロインだけ。その真っ直ぐな愛情に胸キュンする女性読者も多いとのこと。

そんな溺愛ラブストーリーで人気となっているコミックを実写映画化したのが『お嬢と番犬くん』。平凡な恋と青春に憧れる女子高校生と、彼女のお世話係の過保護すぎる年上男性がハラハラドキドキの恋模様を繰り広げます。

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『お嬢と番犬くん』のあらすじ

幼い頃に両親を亡くし、瀬名垣組の組長である祖父のもとで育った瀬名垣一咲。高校進学が決まった彼女には、憧れがあった。

それは、友達を作って、ごくごく普通の恋をするということ。“極道一家の孫娘”という立場のため孤立し、友達が出来なかったトラウマを持つ一咲は、自らの素性を隠して学園ライフを送ることを決意する。

ところがある日、校内で、見覚えのある人物を発見。なんと、瀬名垣組若頭で一咲の世話役でもある宇藤啓弥が、年齢詐称して同じ高校に裏口入学していたのだ。

お嬢様の“番犬”としてボディガードをするという啓弥に戸惑いながらも、一咲は充実した高校生活を送るために奔走する……。

(C)2025「お嬢と番犬くん」製作委員会

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『お嬢と番犬くん』のみどころ

主人公・瀬名垣一咲を演じたのは注目の若手実力派女優、福本莉子。過保護すぎる啓弥に翻弄されながらも、高校生活を通じて成長していく一咲の内面を繊細に表現。コメディシーンでも思い切りの良い演技を披露し、キュートなヒロイン像を作り上げました。

そして宇藤啓弥役は、SixTONESのメンバーとして活躍するだけでなく、俳優としても注目されているジェシー。普段の明るく陽気なキャラクターは封印して、目眩がするほどの色気と危険な香りを纏う年上男性をクールに体現。あまりのカッコ良さに沼ってしまう人が続出すること間違いなしの好演をみせています。

また瀬名垣組の兄弟分にあたる田貫組組長の孫・田貫幹男には櫻井海音が扮し、一咲と啓弥の関係性にどのように絡んでくるのかにも注目ですよ。

(C)2025「お嬢と番犬くん」製作委員会

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ラブとコメディの要素が満載ながらも、時々ピリッとした緊迫感に満ちたシーンもあり、メリハリの効いた作風となっている本作。極道と溺愛という掛け合わせもユニークです。

そんな中でも、原作ファンのみならず多くの観客が期待しているのは、やはり一咲と啓弥が繰り広げる胸キュンシーンでしょう。お姫様抱っこに頭ぽんぽん、イケメン同士の壁ドン!? そして、トキメキを感じずにはいられないセリフの数々。

何気ない瞬間にもキュンが見え隠れして、上映中は身悶えが止まらないこと必至です。溺愛ロマンティックコメディ映画の金字塔とも呼べる一作。もう、スクリーンで思いっきり堪能して下さい!

(C)「STEP OUT」製作委員会

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『STEP OUT にーにーのニライカナイ』仲間由紀恵がシングルマザー役を熱演

照屋踊は、母と妹の3人暮らし。ダンススクール講師のリサに憧れたことからダンスを始めて、メキメキと腕を上げている。

ある日、シングルマザーの朱音の元に、ある男が訪ねてくる。彼はダンスオーディションを開催する音楽プロデューサーだった……。

沖縄を舞台に、ダンサーを目指す少年の成長と家族の絆を描いたヒューマンドラマ『STEP OUT にーにーのニライカナイ』。「TRICK」シリーズの堤幸彦監督と仲間由紀恵が、10年ぶりにタッグを組んだことでも話題の作品です。

主演の仲間由紀恵は、子どものことを大切に思いながらも、それを素直に伝えられない不器用な母親を熱演。新境地を開拓していることも必見です。

ニライカナイとは、理想郷の概念を表す言葉。登場人物それぞれが見つけ出す“新しい一歩”に注目してみて。

(C)2025「お嬢と番犬くん」製作委員会

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<作品情報>
お嬢と番犬くん
2025年3月14日(金)から全国東宝系にてロードショー

出演:
福本莉子 ジェシー(SixTONES)
櫻井海音 / 香音 松井遥南 井上想良 ぐんぴぃ 葵揚 岩瀬洋志
佐々木希 飯田基祐 杉本哲太

原作:はつはる『お嬢と番犬くん』(講談社「別冊フレンド」KC)
監督:小林啓一
脚本:政池洋佑
音楽:森いづみ
主題歌:「バリア」SixTONES(ソニー・ミュージックレーベルズ)
挿入歌:「銃口をハートに向けて」乃紫(MR8/MIJ Quality Records)
製作:東宝、博報堂DYミュージック&ピクチャーズ、講談社、ローソン、クオラス
制作プロダクション:TOHOスタジオ
配給:東宝
(C)2025「お嬢と番犬くん」製作委員会
公式サイト https://ojou-movie.toho.co.jp

(C)「STEP OUT」製作委員会

(C)「STEP OUT」製作委員会

<作品情報>
STEP OUT にーにーのニライカナイ
2025年3月7日(金)から沖縄県先行公開、3月14日(金)から新宿ピカデリーほかにて全国公開

出演:
仲間由紀恵
Soul 又吉伶音 伊波れいり 松田るか 津波竜斗 内田樹 盧礼欧 玉城敦子 城間やよい 津嘉山正種 橘ケンチ(EXILE)

監督:堤幸彦
共同監督:平一紘
脚本:谷口純一郎
ダンス振付:YUKI(Sound Cream Steppers))
配給:ギャガ
配給協力:大手広告
製作委員会:フェローズ、VAP、YOUR FACE CLINIC、大手広告大阪本社、BS-TBS、沖縄テレビ放送
制作プロダクション:PROJECT9
制作協力:オフィスクレッシェンド
(C)「STEP OUT」製作委員会
公式サイト https://gaga.ne.jp/stepout/

連載情報

Tokyo cinema cloud X

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。

著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/

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