鳥羽一郎、委託盤・コンテスト作品・寝かせた曲が、なぜかヒット!?
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鳥羽一郎
ニッポン放送のイマジンスタジオから演歌・歌謡曲・J-POPのライブショーをお届けする『中山秀征の有楽町で逢いまSHOW♪』(毎週日曜朝5時30分〜/司会:中山秀征・アシスタント石川みゆき)、11月30日放送分の収録が行われました。

石川みゆき、山西アカリ、鳥羽一郎、多岐川舞子、中山秀征
今回のゲストは、鳥羽一郎さん、多岐川舞子さん、山西アカリさんです。

多岐川舞子
多岐川舞子さんは京都府南丹市出身。平成元年、『男灘』でデビューしました。懐かしの昭和歌謡から『コーヒールンバ』を、サックスの自身の演奏とともに歌いました。
「今年、明治大学マンドリンOB倶楽部の皆様との演奏会で、自分の曲以外に『コーヒールンバ』をご一緒に演奏させていただき、とても大好評でした! サックスの音色がとても合う曲なので、吹いていて心が踊るほどで、とても楽しいです」
新曲『お別れメランコリー』は、男女の別れを軽快なリズムで歌った作品です。
「今年の春に最愛の父を亡くし、父への思いも重なった歌となりました。2番の歌詞は電話魔だった父のことをあえて綴ってもらいました。父への鎮魂歌の気持ちで、この先も魂を込めて歌っていきたいと思っています」

多岐川舞子、中山秀征
今年、韓国の釜山を訪れたという多岐川舞子さん。
「友人と釜山を訪れ、釜山港をバックに『釜山港へ帰れ』を歌いたくなったんです。タクシーに乗って着いた場所が“埋立て地”。私は日本の歌手で、韓国の名曲の舞台で歌いたいから、もっと雰囲気のある場所に案内して、と頼んで景色のいい場所へ連れて行ってもらいました(笑)」
せっかくなので、サックスで『釜山港へ帰れ』を披露していただくと、大きな拍手が沸き起こりました。
今年は釜山のほかにも、艶歌女子卓球部で台湾に行ったり、千昌夫さんの別荘にお邪魔したり、輪島では被災地応援コンサートも行い、公私ともに充実した一年だったそうです。

山西アカリ
懐かしの昭和歌謡からは『海鳴りの詩』(島津亜矢)を歌った山西アカリさん。
「高校生の時に出場したNHKのど自慢チャンピオン大会で、他の出場者が歌っているのを聴いて、“なんてかっこいい曲なんだ”と感激しました。島津亜矢さんの楽曲と知って、そこから島津亜矢さんのファンになりました。歌詞はもちろん素敵なのですが、前奏で涙が出たのはこの曲が初めてです」
新曲『道しるべ』は、木梨憲武さんプロデュース、所ジョージさん作詞・作曲の話題曲です。
「ミュージックビデオは、今日の衣装のモンペを着て、所ジョージさんの八王子の別荘で撮影しました。当日、所ジョージさん、木梨憲武さん、そしてサックス演奏をしてくださった武田真治さんをはじめ、多くの方のお力をいただき、豪華なミュージックビデオになっています。ぜひ皆様、ご覧ください!」

山西アカリ、中山秀征
栗ご飯を圧力鍋で炊いたという山西アカリさん。
「秋の味覚の栗をファンの方からいただき、栗ご飯にしよう!と思い、生栗を水につけて一つずつ剥いて作りました。我が家には炊飯器がないため、圧力鍋で炊いたのですが、なんと圧力鍋が壊れてしまい、お焦げが多い、固い仕上がりに(泣)。でも栗はホクホクで美味しかったです。もう失敗はしたくないと、その夜、7年ぶりに炊飯器を購入しました(笑)」

鳥羽一郎
代表曲『男の港』を披露した鳥羽一郎さん。大分県の鶴御崎を舞台に、豪快な海の男を歌っています。
10月1日発売の新曲『昭和のおとこ』は、昭和100年の今年、信念だけは曲げずに地道に生き抜く、そんな昔気質の男の姿を歌った作品です。
「今年4月、父が100歳で大往生しました。大正14年(昭和元年)生まれで、昭和100年をまるまる生きた父の姿も、新曲『昭和のおとこ』に込めています」

鳥羽一郎、中山秀征
『男の港』の誕生秘話を話した鳥羽一郎さん。
「この歌は、町の歌を作ってほしいという委託盤だったんです。2,000枚のレコードを制作しました。それが九州地区で売れて、とても評判がよかったことから、1986年に全国盤で発売するとヒットし、その後、紅白で二度この歌を歌いました。いまでは私の代表曲になっています」
デビュー曲『兄弟船』も、「北海道のうた歌詞募集」で佳作に選ばれた作品を、星野哲郎さんが作り直してヒットしたという経緯があります。また、『海の匂いのお母さん』はラジオの企画ものの入賞作品だったそうです。
「そうそう、『カサブランカグッバイ』は、ディレクターが『こんなお洒落な歌は俺にはまだ早い』と、5年間も寝かせていた曲だったんですよ。いわくつきの曲のほうがヒットするんだね。不思議だよ(笑)」
・デビュー曲『兄弟船』をはじめ、シングル146作品、アルバム35作品、合計1070曲の全楽曲をサブスク配信
○鳥羽一郎さんの詳しい情報は、こちらをご覧ください。
https://www.crownmusic.co.jp/artist/tobaIchiro/top.html
・12月から東海キャンペーン
・12月10日、コロムビア歌謡ライブ~花のステージ(古賀政男音楽博物館・けやきホール)
○多岐川舞子さんの詳しい情報は、こちらをご覧ください。
http://takigawamaiko.com





