プロ野球の交流戦がスタートして1週間、各球場、大変賑わっています。
交流戦スタートと当時に、千葉ロッテのホームページにアクセスが殺到しました。
何故か?千葉ロッテは毎年「交流戦」に向けた面白いポスターを作ってるんです。
今年のポスターの写真があるんですが、「アニメのロボット」をモチーフにしてる。
そしてキャッチコピーとして「交流戦にロケットパンチ」と書かれている。
「ロケットパンチ」と聞いて反応した方は40代のお父さんたち。
ロケットパンチとは1972年に放映された子供向けロボットアニメ「マジンガーZ」の武器の名前だそうです。
今回、全7種類、8千枚を作り、球場や最寄り駅などに貼っていて、またホームページから、ダウンロードできるそうです各対戦チームに合わせたキャッチコピーも面白い!
広島戦のポスターには「勝利との破局!鯉人(こいびと)たちの悲劇始まる!」
横浜戦は「負のループにハマれ!さらば宇宙の星屑(ほしくず)へ!」
阪神戦は「虎ブル発生!本当に強いの?ハンシン半疑!」
東京ヤクルト戦は「クロウいらず!?100倍パワーで白星がいとも簡単に!」
中日戦は「谷底に下り竜!なごやかにドラマチックにさようなら!」
巨人戦は「宿命の再会!勝ち星だけはロッテにクルーズ!」
さらに「千葉ロッテ」は、明日からの阪神タイガースとの交流戦では、今度は70年代、80年代、社会現象を巻き起こしたロッテのお菓子「ビックリマン」と、コラボした限定Tシャツやタオルなどのグッズを販売。
そのグッズを購入すると、千葉ロッテの選手と阪神タイガースの選手の「ビックリマンシール」が貰えます。
また千葉ロッテ以外にも、「40~50代」をターゲットにした企画を取り入れている球団あるんです。
東北楽天は、6月10日今週の金曜日の広島との交流戦で人気テレビゲームシリーズ「ファミリースタジアム(通称・ファミスタ)」とコラボレーションした企画「ファミスタナイター」を開催します。
この「ファミリースタジアム」というゲームは、1986年、30年前にファミコンの野球ゲームとして発売。
これまでにシリーズ累計販売本数1,500万本以上を売り上げた野球ゲームの中では超有名な人気ゲーム。
金曜日の楽天対広島戦では、球場でゲームの効果音を使ったり、来場者プレゼントとして東北楽天の選手がゲームのキャラクターになったステッカーをプレゼントする。
これは、40歳以上の世代に向けた企画で、球団は「特に大人の方々に懐かしんでほしい」とPRしています。
楽天は他にもリーダー、キャッチャーの嶋基宏選手と人気漫画のコラボ企画、その名も「課長嶋基宏」というのをやっています。
弘兼憲史さんの人気漫画「課長島耕作」とコラボしたもの。
ちなみに去年は嶋基宏選手と人気サッカー漫画「キャプテン翼」との企画、その名も「キャプテン嶋」。
このキャプテン翼も連載は1981年。
ターゲットはやはり40~50代のお父さんたち。
数年前から各球団、70年代、80年代の「復刻ユニホーム」を着てプレイしたり、来場者に復刻ユニホームをプレゼントする企画、行われています。
これも40代の、お父さん世代をターゲットにしていると言えます。
結論といたしましては、お父さんをターゲットにして家族も一緒に球場へ、そんなビジネス戦略のようです。
6月6日(月) 高嶋ひでたけのあさラジ!「三菱電機プレゼンツ・ひでたけのやじうま好奇心」より