娯楽の代表の1つ、映画にはこんな物語がありました。今週は『映画の歴史』についてです。
■映画の始まり(2)
古くから人々は“動く映像”を作ろうと、様々なチャレンジをしてきました。
そんな中、“発明王”トーマス・エジソンが画期的な発明をしました。
それは“写真を使った映像を見せるための装置”で、名前を『キネトスコープ』と言います。
そして1894年にはニューヨークで、『キネトスコープ』を何台も設置したパーラーをオープンしました。
これが“世界で初めての映画館”と呼ばれているそうです。
この『キネトスコープ』ですが、映像をスクリーンに映し出すのではなく、フィルムが箱の中に入っています。
コインを入れると、フィルムが回り始めて、それをフィルムの下にある電球の光に透かして、上から拡大鏡で、のぞき込むようになっています。
そんなところから『ピープショー(peepshow)“のぞきからくり”』と呼ばれていたそうです。(※“Peep”=“のぞく”)
それでは現在のように、スクリーンに映像を映し出して何人もの人達と一緒に同じものを見る・・というスタイルはいつ頃、誕生したのでしょうか?
これは1895年のことです。
フランスの『ルイ』さんと『オーギュスト』さんの『リュミエール兄弟』が発明した『シネマトグラフ』という映画の機械の発明によってです。
『シネマトグラフ』は“現在の映画と同じ原理を持った世界で初めての複合映写機 “だそうです。
そしてこの年の12月28日、パリで、世界で初めて映画が有料で公開されました。
それを記念して、12月28日は『シネマトグラフの日』と呼ばれているそうです。
この時、何本か同時に公開されましたが、そのうちの1本『工場の出口』という作品は、下記の動画サイトでご覧になれます。
https://www.youtube.com/watch?v=EXhtq01E6JI
(2016/7/12放送分より)
<スズキ・ハッピーモーニング 鈴木杏樹のいってらっしゃい>
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