高校野球を100倍楽しむ ブラバン甲子園大研究! 【ひでたけのやじうま好奇心】

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高校野球も夏の甲子園の出場権をかけた地方大会が大詰め。
そこで、けさは、高校野球そのものではなく、応援を盛り上げる吹奏楽「ブラスバンド」
中でも野球の名門校のブラバンの凄さについて、専門家の方にお話をうかがいます。

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写真提供:産経新聞社

「高校野球を100倍楽しむブラバン甲子園大研究」(文藝春秋)という本を書いた、高校野球ブラバン応援研究家の梅津有希子(うめつ・ゆきこ)さんです。

《梅津有希子さんプロフィール》
北海道出身。編集者・ライター。
日本に一人しかいない「高校野球ブラバン応援研究家」。
札幌白石(しろいし)高校時代、吹奏楽の甲子園とも言える普門館で3年連続金賞。
その後、楽器メーカー、FMラジオ局、IT企業、編集プロダクションを経て、ライターに。
ドラマ化された「終電ごはん」、「だし生活、はじめました」、「吾輩は看板猫である」などヒット本を続出。
この夏(8月20日に)映画化もされる300万部を超えた青春漫画「青空エール」の監修者でもある。

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高校野球を100倍楽しむ ブラバン甲子園大研究

梅津さんは、高校時代、吹奏楽の甲子園とも言える「普門館」で3年連続金賞を受賞されたそうですが、吹奏楽では、どんな高校が強いんですか?

梅津)実は、吹奏楽の名門には、高校野球の名門も多いんです。関東一高、常総学院、習志野、大阪桐蔭、天理など。夏の甲子園とコンクールが重なる事もあるので、吹奏楽部の生徒にとって、夏は本当に大変な季節なんです。

この夏(7月29日朝時点で)、勝ち残っている学校で、ブラバンが有名なところは?

梅津)神奈川県の名門「横浜高校」です。泣く子も黙る横浜高校応援団と言われています。男子校で、応援団も学ラン姿。40年以上、同じスタイル。応援歌は軍歌がベースになっていまして、スピード感あふれるパーカッションで、演奏します。

梅津)続いては、東東京の代表「関東一高」です。男子校だった頃の名残りで、アルプススタンドは迫力あるお顔をされたOBだらけ。男子校時代も吹奏楽の強豪で、男性OBも演奏に参加。昔は、試合の初っ端から「西部警察」を大音量で演奏していたんですが、今年は2番打者のテーマソングとして、西部警察を演奏しています。

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写真提供:産経新聞社

梅津)埼玉代表の花咲徳栄(はなさき・とくはる)。懐かしいアニメソング「サスケ」。1968年に放送されたアニメなので、今の生徒達は知らないはずなんですが、花咲徳栄が強いので、この「サスケ」を演奏する学校が埼玉で増えていて、ちょっとしたサスケブームが起きています。

夏の暑い甲子園は大変でしょ?

梅津)アルプススタンドでコンクリートの照り返しを受けると、体感温度は40度以上。
特に金管楽器は非常に熱くなり、楽器の上で目玉焼きが焼けるくらい。
タオルで楽器を覆うところもあるが、楽器が傷んでしまうので、古い楽器で対応する所もあります。

けさは「ブラバン甲子園大研究」という本をお書きになられた梅津有希子さんにお話をうかがいました。

7月29日(金) 高嶋ひでたけのあさラジ!三菱電機プレゼンツ・ひでたけのやじうま好奇心」より

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