1961年の村田英雄さんの大ヒット曲「王将」が流れてきました。
この曲のモデルはご存知「阪田三吉」。
これまでも、幾度となく「将棋ブーム」というのはありました。
例えば1963年にプロとなった米長邦雄さん。
85年には王将、棋聖、十段、棋王の4冠を達成。
また林葉直子さんは1982年14歳で女流王将となり、その後、女流王将戦10連覇を果たしました。
そして1985年に中学生プロ棋士になったのが羽生善治さん。
1996年には7冠を達成しました。
これらの名前は、将棋に興味のない人でも、知る存在でした。
そして今年、大フィーバーとなった「藤井聡太四段」さん。
では!次に「将棋界で社会現象を起こすのは誰なのか?」
その期待がかかるのは、西山朋佳三段と、里見香奈三段ではないか?という専門家が多い。
なぜか?この二人は「史上初の女性プロ棋士」に最も近い存在なんだそうです。
長い長い「日本の将棋」の歴史において、未だかつて女性のプロ棋士というのは誕生したことないんです。
プロ棋士に割り振られる棋士番号、現在310人。
この中に、女性は1人もいないんです。
きょうのやじうま好奇心では「意外と知らない、女性棋士の世界」に迫ります。
まずは、改めて「プロ棋士」になるには、どうすればいいのか。
日本将棋連盟の「奨励会」に所属し、四段に昇格するとプロになれる。
男も女も一緒なんです。
奨励会の四段への昇格条件は、年2回の三段リーグで1位か2位になること。
1年で4人しかなれない。まさに狭き門。
また奨励会には年齢制限があり、満23歳の誕生日までに初段、満26歳の誕生日までに四段に昇格できなければ、退会処分になります。
ただし、四段への昇格が掛かった三段リーグで勝ち越しできれば最高で満29歳の三段リーグ終了時点まで所属が延長されます。
またプロになるには、「プロ編入制度」という方法もある。
話を女性に戻すと、過去、奨励会に所属した女性は、わずか19人。
現在、奨励会に入会している女性は7人です。
その7人の中で、里見香奈さんは2013年7月に二段。
そしてその年の12月には三段に昇段。
女性で、二段そして三段になったのは里見香奈さんが史上初。
その後、西山朋佳さんも2015年、女性として史上二人目の三段に昇段。
ふたりとも「史上初の女性プロ棋士」に王手がかかっているですが、現在開催中の「第61回奨励会三段リーグ戦」、31人参加で、里見香奈さんは20位。西山朋佳さんは28位と苦戦。
また彼女たちが目指す「女性プロ棋士」の他に「女流プロ棋士」が存在する。
女性の棋士は全員女流棋士だと思っていう人、多いと思いますが、そうではない!
「女流棋士」は、1974年、女流名人戦創設を機に誕生。
女流棋士になるには、日本将棋連盟が主催する「研修会」で2級以上になると「女流プロ棋士」になれます。
また3級になると、仮資格として女流棋戦の参加が可能となる。
現役の「女流プロ棋士」は3級を含めておよそ60人います。
女性プロ棋士と、女流プロ棋士。似ていますが全然違うというわけです。
それにしても最近は女流棋士、美人が増えました。
竹俣紅ちゃん19歳。早稲田の政経に通ってるんですけど、
AKBだとか、なんとかBだとか、関係ないくらい可愛いんですよね。
まあ、そんなわけでね(笑)女性のプロ棋士を心待ちにしていますが、いまのところは、残念ながら!という、こんな経過なんですね。
7月31日(月) 高嶋ひでたけのあさラジ!「三菱電機プレゼンツ・ひでたけのやじうま好奇心」より