ものを書くというしあわせ【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第146回

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ものを書くのは自分を解放することだし、自分を知ることにもなります。
自分をよく知り、魂の自由を得るところに人間の幸福が生まれてきます。
同時に、ものを書くことによって、自分の知らなかった可能性にめざめ、
それを育てることにもなります。
書くためには読まなければならないし、見なければならないし、
考えなければならない。
それが生きることの弾みにも励みにもなるのです。

瀬戸内寂聴

撮影:斉藤ユーリ


出典:『生きる言葉 あなたへ』光文社文庫

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