「私はズーッと走っているでしょうね。逆に言えば、私は走っていないとダメな人間。」小池百合子東京都知事【ひでたけのやじうま好奇心】

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きょうは、報道部 畑中秀哉記者のレポートなんですが、小池百合子都知事にインタビューをしたんですね。
私も就任直後にインタビューしましたが、「きょうは10社」とか言われました。畑中さんは?

畑中)この1週間の間に、何十社も受けているそうで、かなりお疲れの様子でしたね。知事査定もあるので、その合間を縫って、インタビューをさせてもらいました。

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Q.知事就任から五か月。駆け抜けてきた感じですか?

小池)そうですね。やりがいがあります。
一議員ですと、色々案を出すんですけど、なかなかそれが政策として実現するのに時間がかかったりするんですね。
知事となりますと、ビジョンを明確にしつつ、予算をつけて、スピーディーに実現出来る可能性は高いのでね。
その意味では知事として、とてもやりがいのある毎日を過ごしています。

私はズーッと走っているでしょうね。逆に言えば、私は走っていないとダメな人間。
回遊魚のように、ずーっと動いているマグロみたい。マグロ系でしょうかね(笑)。

Q.そのマグロもおいしかったそうですね。

小池)築地ですね。はい。

Q.我々、メディアが言うのもなんですが、「小池知事VS都議会のドン」など、対決構図で報じられる事が多い気がしますが。

小池)それはみなさんメディアが報じているだけですよね (笑)。
やっぱり古い体制は壊さないといけないと思っていますので、それは対決します。
今は21世紀。世の中の変化は激しいし、東京という首都が世界の時代の先端を担っていくには新しい対応をしていかないと。スピーディーに対応をしていかないとですね。
それを19世紀や20世紀型の議会構造は変えていかないとしょうがないですよね。

Q.15年前の石原さんが都知事に就任した頃と似ているような印象ですが、当時は高揚感とか、期待感がありました。

小池)考えてみたら、オリンピックも豊洲の問題も、議会の決め方の問題も、石原さんの負の遺産を一つずつ整理しているようなもので、プラスの部分もおありだったと思いますが、お掃除の最中ですね。

Q.お掃除をしながら、4年、8年、12年になるか分かりませんが、都知事として、これだけはやっておきたい事は?

小池)たくさんありますが、「待機児童」という言葉を死語にする。もう1つは、2020年の東京五輪パラリンピックを経て、「見えないインフラ」。例えば、無電中化。電柱を見えなくする。
それから、場合によってはね、高速道路。首都高もあちこち重なって、それが近代国家みたいに思ってるけど、見えなくてもいいですよね。
東京をグレードアップ、住みやすい街にしたい。

Q.最後についてアメリカのトランプさんについては?

小池)まだ評価もしきれない。あまりにも分からないので。

(聞き手:ニッポン放送 報道部 畑中秀哉記者)

小池百合子東京都知事
昭和27年7月兵庫県芦屋市生まれ。
昭和51年カイロ大学社会学科卒業。
アラビア語通訳を務め「ワールド・ビジネスサテライト」などでキャスターとして活躍。
平成4年、政界に転身し現在まで参議院議員1期、衆議院議員8期連続当選。
15年9月環境大臣就任に加え、16年内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策)を兼任。
元内閣総理大臣補佐官(国家安全保障問題担当)。
19年7月には女性初の防衛大臣を務める。
「クールビズ」の仕掛け人。
「大義」を国民が「共感」できる政治を心がけている。
座右の銘は「備えよ常に」。
カラオケ十八番は「涙そうそう」。

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1月20日(金) 高嶋ひでたけのあさラジ!三菱電機プレゼンツ・ひでたけのやじうま好奇心」より

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