さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。
今回は、3月25日から全国公開となる『キングコング:髑髏島の巨神』を掘り起こします。
日本カルチャーへのオマージュ満載、暴走アドベンチャー・アトラクション超大作
金髪美女を手にエンパイア・ステート・ビルに上っていく姿が有名な1933年制作の『キング・コング』以降、ジョン・ギラーミン版(1976年)、ピーター・ジャクソン版(2005年)と三度映画化。
さらには日本の『ゴジラ』シリーズにも登場するなど、映画史上もっとも象徴的なクリーチャーのひとつとして親しまれているコング。
そのキングコング誕生の起源を描いた『キングコング:髑髏島の巨神』が、いよいよ日本公開です!
人が決して足を踏み入れてはいけない島、髑髏島。
神話の中だけの存在とされていたその場所が実在することが判明し、未知の生物の探索を目的とした調査遠征隊が派遣される。
学者やカメラマン、軍人で構成された隊員たちが島内に入ると、そこがただの島ではないことが明らかになる。
至るところに散らばる骸骨や、岩壁に残された血塗られた巨大な手形。
やがて彼らの目の前に、巨大な守護神キングコングが姿を現す。
隊員たちは凶暴な巨大生物から逃げ惑い、髑髏島の秘密が明らかになっていく…。
遠征隊のリーダー、コンラッド役にトム・ヒドルストン、ヒロイン・戦場カメラマンのウィーバー役にはブリー・ラーソンが扮するほか、サミュエル・L・ジャクソン、ジョン・C・ライリー、ジョン・グッドマンと実力派キャストが集結。
彼らが対峙するキングコングは、36.1mと、シリーズ史上最大級。
その迫力たるや、アドレナリン全開となること必至です。
そんな規格外の本作を手がけたのは、若干32歳のジョーダン・ボート=ロバーツ監督。
特撮、アニメ、ゲーム、映画に精通する究極の“オタク”監督がジャパニーズ・カルチャーにオマージュを捧げているシーンも随所に見られることにも心が躍ります。
2020年には『ゴジラ対コング』の公開も決定。
さらにはハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』の続編となる『ゴジラ:キング・オブ・モンスターズ(原題)』の公開も控えていて、人類と怪獣たちとの戦いを描く「モンスターバース」シリーズの“始まり”と位置づけられている本作。
これから怪獣映画が、ますますアツく盛り上がりそうです。
キングコング:髑髏島の巨神
2017年3月25日から丸の内ピカデリー・新宿ピカデリーほか全国ロードショー
監督:ジョーダン・ボート=ロバーツ
出演:トム・ヒドルストン、ブリー・ラーソン、サミュエル・L・ジャクソン、ジョン・グッドマン、MIYAVI、ジョン・C・ライリー ほか
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公式サイト kingkong-dokuro.jp
連載情報
Tokyo cinema cloud X
シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。
著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/