3/29(水)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!②
偽証問題だけでは解決しない~みんな同じ土俵に上がるべき
7:02~ひでたけのニュースガツンと言わせて!:コメンテーター鈴木哲夫(ジャーナリスト)
自民党は総理の意向で森友問題早期解決を図る安倍総理)たった2人きりで渡した、渡さないとなれば、こちらは渡していないということについては証明のしようがないというのは常識、いわば“悪魔の証明”と言われている訳でありまして、彼らが出してきたものが果たして本当だったかということについては、これはしっかりと検証されるべきだろうと、このように思っております。
高嶋)自民党が一転して強硬姿勢に転じた、安倍総理の意向で早期決着を図るということです。自民党が籠池氏偽証罪で告発を視野に入れているというような、今日の新聞も詳しく伝えておりますが。鈴木さん、ということは、例の本筋ではないと言われながらも、安倍総理夫人が手渡したという100万円の寄付の話の方がでかくなっちゃったのですが。要するに自信があるということですね、その事実も無いし。
鈴木)100万円についてということですね。自信があるということ、真相がどちらかという話ですから、どっちが正しくてどっちが間違っているか、それはもう本当に正直言って取材してもなかなかこれ以上僕らも分からないところがありますよね。だからこの100万円について……でも高嶋さん、それだけなのですかね? そもそも例えばその他でも安倍晋三記念という文字で募金を2年間やっていたじゃないかと、このあたりが偽証だと言って決着と言っているけど、実は他にいっぱい籠池さんが提示した――あの人がどういう人かは置いてですよ、テーマって沢山ある。何よりも国有地の問題がそう、それからそれ以外の口利きがどうなのか、本当に「忖度」という言葉も流行り言葉みたいになっていますけど、この忖度というものが政治の中にどうあるのか、学校の認可のプロセスは一体何なのか。そういうものを全部ひっくるめて証人喚問された訳だから、その中の例えば100万円とかそれから安倍晋三記念だとか、そこだけで偽証でこれ決着と言うのでしょうか? 僕はそこのところがちょっと自民党は、逆に言えば早く事を治めないとこれが広がっていって、という風に私は思いますね。
高嶋)だから告発の本丸というのもあくまでもあの“3つの値段”じゃないですか。あれで補助金取っていたとか、いろいろやっている訳ですから。
鈴木)これはもう事件性が非常にありますよね。
高嶋)あれはもう本当に詐欺に匹敵するというようなことだと思います。
鈴木)これはだからある意味では市職の手というか、検察がそろそろ入っても良い話ですから。
皆が同じ土俵の中で事実関係をはっきりさせるべき高嶋)100万円の寄付については別に犯罪というわけではないのですから飛んでしまいますよね。その辺を目論んでいるのではないでしょうかね。それで自民党の調査で、100万円の方ですけど、郵便局に行ったのは籠池氏夫人の疑いであると。奥さんが行ったと、土日挟んで月曜日にね。それで「安倍晋三」って書いて、消して「匿名」って書いて、消して、それでシールを貼って局長の印を貰ったと。それで森友学園が森友学園に100万円を振り込んだ。それでこれ筆跡鑑定を要求しているということで、これもやっぱり落とし前きっちり付けたいというのが本音なのではないですか?
鈴木)と思います。それはそれでやるべきです。だけど何度も言っているように、これによって結局偽証罪で最後片付けるというのは本質的な決着ではないということですよね。それでこれ民進党の福山さんが非常に分かりやすいことを言っていたのですよ。相撲に例えたのですね。籠池さんというのは土俵の上に、証人喚問だから、一人上がったと。それで他の人は周りでいろんなことをコメント出したり会見したり、それこそ松井さんもそうだしそれから昭恵夫人もそうだしね。だけどこれ皆土俵の下からワーワー言っているだけだと。だから皆土俵に上がれば良いじゃないですかと。それで皆同じ土俵の中で、そうしたら事実関係が分かるじゃないですかと。誰の責任、誰が良い悪いよりもまずはその事実関係、特に国有地とか忖度とか、そういうことをやるべきだと、これ非常に分かりやすくて良いこと言っていると思いますよ。
高嶋)そのモヤモヤをきっちりスッキリさせないと、偽証罪でただ告発しても国民は納得しないということなのですね。だけどそれが偽証だとしたら、籠池さんという人のキャラクターというのはどういうものなのかというね。驚きますが、どうなのでしょう
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