この3月にオープンしたばかりだというあるホテルに行ってきました。
場所は、ディズニーランド徒歩圏内の舞浜にある、その名前も「変なホテル」。
私がつけた名前じゃなくて、これが正式名称で、英語でも「ヘンナ ホテル」。
ご存知の方もいるかと思いますが・・・
旅行会社のHISがハウステンボスを買い取り、そこにロボットが受付などのホテル業務をする「変なホテル」をオープンさせたのが2015年。
ギネスに「初めてロボットがスタッフとして働いたホテル」として登録されました。
そして関東初進出となったのが、この千葉県浦安市に先月出来たばかりの「変なホテル 舞浜 東京ベイ」というわけです。
ハウステンボスまではちょっと遠いですが、浦安ならば近い。
そんなわけで、ちょっと見てやろうと覗いてきました。
★ロビーに入ると、すぐにジャングルになっていて、どでかいティラノザウルスがお出迎え。恐竜のテーマパークのようです。
★左側はフロントになっていて、カウンターの奥には私と背が一緒位の恐竜が2体。
ベルボーイの様なハットをかぶっていて、「いらっしゃいませ」なんてやっている。
聞けば、コイツがチェックインとチェックアウトをするんです。
★さらに見渡しますと、水槽があります。
水をたたえたその中に泳いでいたのは、3体の鯉、ではなくて、電飾がキラキラした“ロボットの鯉もどき”。実に忠実に魚の泳ぎ方を再現しているロボットです。
ロビーには、ゆうべ泊まった客たちがわさわさといるのですが、チェックアウトタイムだというのに、“去り難い”雰囲気で、興奮気味に話したり、写真を撮ったりしています。
というのも、“ディズニーランドの興奮をホテルでも”というコンセプトで、ディズニーのキャラクターの代わりに、恐竜やロボットが客を楽しませてくれる、というエンターテインメントに特化したホテルになっています。
実際、フロントには人間は一人もいません。
チェックインもチェックアウトもロボット。
部屋に行きますと・・・
★卵型のコミュニケーションロボットが台に乗っていて、
「タカシマヒデタケさん。変なホテルへようこそ。私の顔をタッチしてくださいね」と話しかけられます。
★恐竜ワールドが体験出来るオリジナルVRコンテンツというのも500円で借りられます。
これは子供が喜びそう。
★窓ふき掃除も四角いロボットが窓に貼り付いて、しゃかしゃかと働いています。
床掃除もロボットです。
★一体どのくらいロボットがいるのかと聞いたら、9種類140体も!
そこで、「いくらなんでも、ヒトじゃないと出来ないこともあるのでは?」とたずねますと・・・
『ベッドメイキング』と『予約の管理』『レストラン』だけは、人が行っているということです。とはいえ、100室もの部屋を抱えたホテルで、働いている人はたったの7人。人件費も大いにカットできると言う仕組み。
HISでは、8月に愛知県の「ラグーナテンボス」でも変なホテルをオープン予定で、今後、全部のこの形ではないにしろ、5年間で100軒のオープン計画があるそうです。
恐竜もいいんですけど、私なんかはホテルというとやはり寝心地とか、居心地とか気になります。
その点を指摘しますと・・・
「部屋のベッドは、日本初、新幹線のグリーン車シートに使用されているマットレスで、通気性に優れ、堅めの寝心地が最高です」
「一部の部屋で、除菌ができる縦型のクリーニングクローゼットを設置しています」とのこと。
大人に対しても、抜かりない点を強調されました。
宿泊料は、時期や日によってちがいますが、部屋代だけで12,000円くらいから。
ひとり6,000円くらいの計算ですから、ビジネスホテル並みです。
HISのもくろみが、この関東初の「変なホテル」をきっかけに功を奏すのか、5年100軒が実現するのか、注目してみてもいいかもしれません。
《変なホテル》
〒279-0043 千葉県浦安市富士見5丁目3番20号
URL : http://www.h-n-h.jp/maihama/
4月11日(火) 高嶋ひでたけのあさラジ!「三菱電機プレゼンツ・ひでたけのやじうま好奇心」より