4/25(火)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ！』今日の聴きどころ！①
韓国へのTHAAD配備～反発する中国で韓国系企業が経営苦境に
6:29～ニュースやじうま総研ズバリ言わせて！：コメンテーター富坂總(ジャーナリスト･拓殖大学教授)
全面的に韓国を嫌う中国～韓国車の売り上げは66%減高嶋) 世界中、忖度流行りというか、韓国にアメリカ軍がTHAADを配備したら、中国がへそを曲げまして、最初ロッテ虐めをやって営業停止にしてしまって。それに留まらない。北京で営業する韓国系のお店の前に中国の国旗が掛けてあるという状況だということですが。
富坂) そうなんです。看板に「韓国」なんて書いてあるとその上に中国の国旗を掛けないと危なくて営業できない状態になっている。 焼肉屋などの飲食店が固まってあるところがありますが、そこではバーっと国旗一列見えたりします。中には日本のお寿司屋さんとかが入っていたりしますが、巻き込まれてはいけないというので、そこも国旗を掛けてある(笑)。怯えているのですよね。実際、韓国人に対しての暴力事件も出ているようですし、一種の流行りになってしまっている。
高嶋) 国も人もというところですね。
富坂) 特に習近平になってから、上の顔色を見る社会になっています。習近平だったらこれを望んでいるのではないかということで、韓国に対して厳しい政策をとって、点数を稼ぐという風潮がでてきています。反日がこの空気の中で起きなくてよかったなと思います。
高嶋) 車なども相当割を食っているという話ですが。
富坂) 指数でいくと、前年が100だとすると、36まで落ちている。
高嶋) え！ 韓国の車は買わないようにしようということですか。
富坂) 旅行も目に見えて落ちています。今、ハッキリと中国人は「韓国へは行かない」と言います。今は、台湾とも関係はよくない。一方で香港は香港独立なんて言い出しています。中国人はどこも嫌いになっているのですよね。だから日本にしか来るところがない。同じように車も今、日本車が売れています。
習近平になってから北朝鮮へは冷淡に高嶋) そんなことを耳にすれば、韓国の人たちがよりいっそう、日本が嫌いになりますね。
富坂) 韓国と中国というのは日本より根深いものがありますので、いったんこうなってしまうと、とめどなく悪くなる可能性があるのでとても心配されています。韓国の経済の中国に対する依存度は高いので、これから深刻だと思います。
高嶋) 北朝鮮に対してはどうなのですか？
富坂) 北朝鮮も根っこのところでは中国人は嫌っています。北朝鮮も中国に対しては警戒の大将で嫌っています。隣国なので仕方ないのですが、朝鮮半島と中国はけしてうまく行っていません。
高嶋) 北朝鮮に対してはそのような国民の民意みたいなものも含めてきつくでているのでしょうかね。
富坂) そうですね。習近平になってから、明らかに冷淡ですよね。強いところまで出ていませんが、冷淡になっている。胡錦濤の時は偉い人がくると政治局から9人そろって出迎えていたのですが、今は1人です。先日も大使館でイベントがありましたが、行って５分で帰りましたから。そういう感じですね。
高嶋) 行って5分というのは北朝鮮側がパーティがあって、中国の偉い人が行ったのですが、5分で帰って来たと(笑)。
富坂) そうです。分かりやすい冷淡さが出ていますよね。
高嶋) へえ。では北京でビジネスをやっている韓国のお店というのはそうとう気を使っているのですね。
富坂) びくびくしていると思います。
