4/26(水)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!④
「森友学園」財務省が「特例」発言~籠池氏との国有地交渉記録公開!
7:10~やじうまニュースネットワーク:コメンテーター鈴木哲夫(ジャーナリスト)
籠池夫妻と財務省担当者の面会音声記録が公開高嶋)森田さん、森友学園について、財務省が何か特例発言ですか?
森田)そうなのです。小学校を作る為の大阪豊中市の国有地をめぐる交渉過程の音声記録が明らかになりまして、去年3月なのですが、籠池前理事長夫妻と面会した財務省の担当者が「この件の経緯がね、貸付するということが特例だったもので」とか「国有地の管理処分は財務局の権限だが、特例的なものは我々にも相談できますんで」と配慮を滲ませまして、籠池前理事長も「特例にして頂いたことは非常にありがたいことだ」とこのように応じていたというのですね。
高嶋)昨日テレビの報道でやっていた、あのICレコーダーのあの発言というのは、聴いていると、もう「昭恵夫人、昭恵夫人」って連呼しているのですよね。それでやっぱり言われた側は例の忖度騒動じゃありませんけども、総理の奥さんの名前をあれだけ出されると、やっぱり捨て置くというわけにはいかないだろうと。
長引く籠池問題 ようやく本質的なところが見えて来たばかり高嶋)それで安倍総理は忖度という言葉を洒落冗談で使うまでに放り投げてしまっていますけど、これってどうなのですかね? これから。
鈴木)いやこれからというか、これは終わらせちゃだめな話ですよね。本質というのは大体そもそも今まさに公開された音声記録もそうだけども、ここからが本質なのですよ。今までやっていた籠池さんが嘘ついたとかつかないとか、それはそれで大事なことですよ。だけどこの本質的なところはようやく今こうやって証拠も出て来て、国会で。これをやはり野党を含めてやらなきゃだめだし。
高嶋)それで会計検査員が、会計検査員というと何かこう全部後付けで、これとこれとこれが無駄遣いでしたみたいな、それだけやっているの? みたいな感じがありましたけど、今回は何かキツイことを言っているのですよね。
森田)そうですね。公文書管理法の趣旨に照らした文書の廃棄は不適切だった可能性があると、このように名言しているのですね、国会で。
高嶋)珍しいですよ。会計検査員がそんなことをやるというのは。
鈴木)いやいや、本来は会計検査員というのはそれだけのしっかりしたものなのですよ。
高嶋)それで自民党がもう逃げの一手として「会計検査員で調べるんだから、これ以上の追及はしなくて良いんだ」と言ってきた。だから会計検査員がこう言っているのですから、実はというのでちゃんと耳を揃えて出さなきゃいけないのではないですか。
鈴木)それは当たり前ですよ。当たり前のことです。
高嶋)これ総理は知らん顔すると思います?
鈴木)いやあ、官邸を含めて逃げ切ろうとしていますけど、絶対これは解決しなきゃだめですよ。
高嶋)鈴木さんも週刊誌、テレビ、ちゃんとやって下さいよ。
鈴木)はいはい、書いています(笑)。
高嶋)ということで、これをちょっと有耶無耶にしてはまずかろうという、どうもその籠池さんの悪者ぶりばっかりがクローズアップされてね、本質が見過ごされているというね。