5/26(金)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!④
伊G7サミット本日開幕~テロに向けて結束か?
7:10~やじうまニュースネットワーク:コメンテーター宮家邦彦(キャノングローバル戦略研究所主幹・外交評論家)
G7サミットが今日から開催G7サミットが日本時間の今日、イタリア南部のシチリア島で開幕します。イギリス中部マンチェスターでの自爆テロ直後の開催となることから、サミットではテロ撲滅に向けた結束をアピールする方針です。
高嶋)私もサミットは何回か現場に行って取材しましたが、沖縄も行ったし、いろいろ行きましたけど。首脳の顔なんか見たこと無い。
外交官だった宮家さんは、これ随分関わり持ったことあるのでしょう?宮家)僕は外務省に入ってすぐに、翌年の1979年の東京サミット第1回目だったのですね。もうゼロでしたから、皆でゼロから作りましたよ。
すごく面白かった。それから1回ハイリゲンダムに行ったことがあります。そのときはプーチンも見られた。
安倍総理は6回目となるサミット出席 これからのサミットの役目とは高嶋)安倍さんが6回目のサミット登場で、まあメルケルさんには倍敵わないけども、出場回数で言うと。
宮家)今年はもう新人ばっかりですからね。ルーキーばっかりでしょう。日本の首相がこんな古参の部類に入る、メルケルさんがいなくなっちゃったらもう最古参になるのですよ。
これほど外交にエネルギーを使ってリーダーシップを執ろうという立場にいられる人ってちょっといないのではないですかね。高嶋)いろんな人がいろんなこと言っていますけど、サミットは1975年からフランスのジスカール・デスタンが言い出したとかいう、経済のことをいろいろやっていた、だけど今はもう経済はG20で「サミットの役目なんてもうとっくに終わってるよ」なんて言う人も結構いると。
宮家)初めは「エコノミック・サミット」と言われたのですね。だけど途中から段々政治性が非常に強くなって、ある意味では政治のリーダーシップを執る、年に1回の会合になったのですが、その後ロシアを入れてしまったのですよね。
ロシアを入れたら何も決まらなくなりますよ、当たり前でだけど。そのときにまず問題を抱えた。流石にロシアを追い出して。今はサミットが悪いというよりも、西側諸国各国でいろいろ問題を抱えていて、結束よりも内政が忙しいナショナリズムで、トランプ政権もそうだしブレキジットもそうだし皆バラバラになっちゃっているので、サミットがなんとなく元気が無いように見えるのではないでしょうかね。でもそれは今こそこのG7の結束をむしろ確立すべきときだと私は思いますけどね。高嶋)世界中、トランプさんをはじめとして皆内向きになっていると言われていて、そういう首脳が集まってやるのだったら、僕は一番にはやっぱりテロ対策、きっちりやって欲しいですね。ドカンとならないように。
宮家)やって欲しいですね。