橋下徹氏が維新の会の法律政策顧問を退任 高嶋ひでたけのあさラジ!
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5/31(水)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!①
政治の舞台に出るためのステップ?
6:29~ニュースやじうま総研ズバリ言わせて!:コメンテーター鈴木哲夫(ジャーナリスト)
橋下徹、法律政策顧問から法律顧問に変更橋下徹前大阪市長が日本維新の会の法律政策顧問を5月末で退任、今後は法律顧問となると日本維新の会松井代表が30日発表。退任理由は「公平性を保つため」としている。今後、維新の会、そして橋下氏はどんな道を進んでいくのでしょうか。
高嶋) 橋下さんに政策顧問は辞めてくれというように松井代表の方が要求したように僕は捉えましたが。実際はどうですか?
鈴木) 裏が取れているわけではありませんが、松井さんが言ったから「そうか」というと、その辺はわざとそういうふうに言い出したとも取れます。役割分担がなかなか上手いチームですから、本音のところは果たしてどうなのか。
高嶋) 仲たがいではない?
鈴木) と思いますね。ただ橋下さんが何か行動を起こすたびに「これは何かあるぞ」となるわけですけども。相変わらず発信力がある。橋下さんの話を聞いていると「この人まだ現役の政治家じゃないの?」という感じが未だにします。
高嶋) 橋下・羽鳥の番組を見ていますが、意外だなと思ったのは最近橋下さんが人の意見をよく聞くし、過去因縁のある人たち、太田房江さんとかも平等に出してきて、物を言わせ、冷静に反論をしている。変わりましたよね。
鈴木) そうですね。僕が思うのは今の政治状況を見たときに、維新はそもそも第三局を標榜してきたけど、自民党に協力するような、与党寄りという姿勢が目立ってきていますよね。
高嶋) 安倍さんのお気に入りです。
鈴木) そうなると橋下さんにもまま濃密な関係だと色が付いちゃいますよね。橋下さんは政界復帰は「ない」とおっしゃっていますけど、可能性はあると思います。いろんなところで橋下さんが進む道というのは、自民党の一人、ワンオブゼムではなく、やっぱり第三局なり新しい政治勢力の結集だと思うわけですよ。
高嶋) その裏側にはやはり橋下・松井で「これからどうしような」という段取り有りがあるということでよろしいですか?
鈴木) 100%とは言えませんが、山でいうと5合目くらいまでのすり合わせはしているかもしれないです。
橋下徹あっての維新の会高嶋) 維新の会は都議会議員選挙にも出ますし、やはり中心は橋下徹だと思っている人が多いのでは?
鈴木) 橋下さんありきでの維新で間違いないでしょう。実際に今の維新の国会議員の方の多くが相変わらず橋下さんにラブコールを。「復帰して欲しい」と。
高嶋) 妬みはないですか? 松井さんに。
鈴木) 松井さん自身が一番それを分かっているのではないかな。そういう中で橋下さんが次行動していく政治状況の中ではより広く、維新の色が付きすぎないようにという計算がある。今回こういう形にしたということは、いよいよ政治の舞台に出て行くステップだと思います。
高嶋) なるほど。政治家の腹の底というのはなかなか伺い知れないところがありますからね。