ストライカーの価値を示したい!サッカー日本代表FW・岡崎慎司(31歳) スポーツ人間模様

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2018年ワールドカップのアジア最終予選も、残り3試合。13日に行われるイラク戦の強化試合として今夜、日本代表はシリアと対戦します。

ハリルホジッチ監督は就任以来、一貫してスタメンに誰を起用するのか、本当にわからない。選手にしても当日朝、告げられるということです。

押し込める時間帯がある。シリア戦は、何てしても点を獲る。獲りたい。獲ります。

と必死の表情をみせているのが、岡崎です。

岡崎慎司

【サッカー日本代表】シュート練習に臨む岡崎慎司=2017年6月4日 千葉県内 写真提供:産経新聞社

監督は、おれのことをレスターでは、ストライカーではなく、守備の選手だ、と思っているらしい。今回は、違うところを見せろ、と言われている。それを、見せろ、と…。

いつも以上に気合満点です。ミーティングでハリルホジッチ監督が、FW陣の奮起を促すようにストライカーの存在について熱く語っています。

シーズンで最低、10点獲らなければ、ストライカーではない。

こう言われては、燃えないわけがありません。イングランド、プレミアリーグのレスターで、岡崎のリーグ戦成績は、3ゴールでした。今季はプレミア2シーズン目。昨年はリーグ制覇を成し遂げた他、Foxスポーツが選定する、アジアで象徴的なアスリートにプロボクシングのマニー・パッキャオなどともに選出されています。

岡崎は自身のゴール数の減少について、

アシストや、守備で貢献する、仕事人だったから

と説明します。チームのストライカーは、イングランド代表のバーディー。監督からの指示で、ラストパス、スルーパス、クロスなどを供給する役割を求められたからです。日本代表では、通算50ゴール。釜本邦茂の75ゴールには及ばないものの、三浦知良の55ゴールは射程圏でしょう。

ゴールをあげるというポイントに、もう1度なりたい。ストライカーの価値を示したい。

と強く念じています。

それだけに、同い年のプロゴルファー、宮里藍の今季限りの引退表明にはショックを受けたようです。また、フィギュアスケートの浅田真央の引退にも言及しています。

おれは世界一になったことがない。だから、世界一になった人の気持ちはわからないけど、自分に満足できない気持ちはわかる。残念だけど、おれは理想を追いかけるなんてできません。コツコツやっていく方法しかないと思う。

岡崎は決してエリートではありません。自力で成り上がってきた経緯がある。最近の若手は、海外へ移籍するまでは勢いがあるが、結果が出なければすぐさま、Jリーグへ復帰する選手が多い。その出戻り現象について、

試合に出られなければJリーグへ戻る雰囲気がある。なんで、日本人は自分で決めたことに、しがみつかないのだろうと感じる。マスコミの皆さん、日本へ帰ってくるな、と書いてください。

と力を込めて、訴えていました。まさしく、正論。もっと、説得力が増すように今夜は、存在感を示す時です。

6月7日(水) 高嶋ひでたけのあさラジ!「スポーツ人間模様」

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