何とかしたいが結果が出ない…巨人・高橋由伸監督(42歳) スポーツ人間模様

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13失点で13連敗。巨人が球団ワースト記録を更新しました。

みんな何とかしようという気持ちはあるけど、なかなか結果に出ない。

80年を超えるプロ野球の歴史で、10連敗を喫したチームが優勝を飾ったケースはありません。

高橋由伸

【プロ野球 交流戦 西武対巨人】7回ベンチで険しい表情の巨人・高橋由伸監督(中央)=2017年6月8日 メットライフドーム 写真提供:産経新聞社

高橋が現役に未練を残し、監督に就任したのは、松井秀喜さんに断られたからという事情もある。楽天戦では、梨田監督から、

まだ現役でイケる。代打でいいから、うちで打ってほしい。

と、冗談とも本音ともとれる提案があった。

いつもと同じコメントを繰り返し。現役時代から話題を提供したことが本当に少ない。
加えて、クールではなく、ネクラとささやかれる始末です。
対照的なのは、日本ハムの栗山監督です。今季、10連敗はしたものの、それでも時折は笑顔をみせています。
気分転換に、動物園に出かけると、ライオンがケガをしたことを知った。思わず、そのライオンへ、

ライオン、おまえもケガをするんだな。おれも頑張る。

と声をかけたエピソードなどを明かしたこともあります。

今日から、移動日なしで、日本ハムと札幌ドームで3連戦を行う巨人。
唯一、明るい材料を探せば、長嶋終身名誉監督の激励です。
連敗中、こんなに負けるとはと落ち込んでいたものの、すぐさま

巨人の場合は、アレがある。

アレとは96年、11.5ゲームをひっくり返したメークドラマです。
そのスタートは、札幌でした。
今季の宮崎キャンプ直前、報道陣をシャットアウトして行われたミーティングで、

1年目は監督、高橋由伸を演じていた。

と語って、2年目の自信をみなぎらせていたことを思い出します。
確かに、開幕直後はそれらしいところもありました。
しかし、同じ人が同じ役割をするのですから、大きく変わることはないのが道理というものでしょう。

13日は、株主総会を控えており、さらに怪しい雲行きです。
昨オフには約30億円の爆買いと揶揄された大型補強を敢行。話題を独占しました。
そういった舞台裏もあり、同情を得ることは難しいでしょう。

6月9日(金) 高嶋ひでたけのあさラジ!「スポーツ人間模様」

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