FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!②
行政の中立性を逸脱する発言
7:02~ひでたけのニュースガツンと言わせて!:コメンテーター鈴木哲夫(ジャーナリスト)
昨日、稲田朋美防衛大臣が東京板橋区で開かれた都議選の自民党候補応援集会で演説をし、「防衛省、自衛隊、防衛大臣、自民党としてもお願いしたい」と発言。「自衛隊としてお願い」は行政の中立性を逸脱し、自衛隊の政治利用にあたると党内からも批判が出ています。
稲田防衛大臣また問題発言「自衛隊としてお願い」高嶋) 昨日の稲田防衛大臣の発言に対して、弁護士なのにそんなことも知らないのかと騒がれています。
鈴木) 本当にそんなことも知らないのかという感じですよね。自衛隊員の政治的活動というのは制限されていますし、そこのトップにいる方が「自衛隊として~」と特定の候補をお願いしたいと言ってはいけない。
高嶋) 自衛隊全部が自民党民とは限りませんよね?
鈴木) もちろんそうです。やっぱり、法律で政治的活動はいけないとなっているので。
豊田議員問題、議員辞任まで指導するべき高嶋) 豊田真由子議員は、麻生太郎副総理が「学歴だけ見たら非の打ち所がないほど立派だけれども、あれ女性ですよ女性」と言った。それと厚生労働省の関係者は「どこかで引き取ってくれないかと思っていたら、永田町で引き取ってもらった」と。そして本当かどうかはわかりませんけど自民党の細田博之総務会長が「秘書が高速道路を逆走し生命の危険を感じて怒った、と豊田氏が説明している」と。
鈴木) 本人の衝撃的な声、みなさんICレコーダーの内容を聞かれたと思いますが。本人の問題もあるけれども、それを厳しくフォローするべき自民党がどうしてそうなのと。「女性ですよ女性」は絶対言ってはいけない。逆走したからああいうことを言っていいのか、そうじゃない。問題児はもちろん問題だけど、それをフォローする自民党自体がみんな弛んでしまっている印象を感じますよね。
高嶋) 委員会で豊田議員は母親として、いままで勉強してきた蓄積、深いものを持っていて。そういったところから優しさだとか、手を差し伸べるとか。そういう言葉が彼女の口から飛び出てきた発言の次に「このハゲェ!」と。テレビも意地悪だから。両方の面を出すわけですよ。自民党は選挙にも影響すると思いますけど、ズバッと切るようなことはしませんか?
鈴木) 離党させればもう自民党の責任ではないという対応でけど。本人が議員を辞めるかはわかりませんけど。僕はもうちょっと最後の引導を渡すところだけでも、厳しく指導するべきだったと思いますね。フォローするくらいならね。全部ブーメランで自民党に返ってきていますから。
高嶋) 国会議員の進退は自身のねという、これは上等句ですから。選挙民はこれに影響されるのか、されないのか。