6/21(水)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!①
都議会議員選挙のキーワードは「女性」~小池都知事・都議選後に国政進出?
6:29~ニュースやじうま総研ズバリ言わせて!:コメンテーター鈴木哲夫(ジャーナリスト)
都民ファーストの会は「多彩だが、政治的には素人」吉と出るか凶と出るか?今週の金曜日、6月23日にいよいよ東京都議選が告示。今回の女性の立候補予定者は65人と、これまで最多だった前回選の53人を10人以上も上回っています。小池都知事率いる「都民ファーストの会」でも女性の候補者は17名になる。
高嶋)「都民ファーストの会」の公認候補予定者というのをこの前、胸を張って都知事が発表したわけですが、こんなことを言いました。「イクメンもいれば、子育て中、妊娠中もいます。そして、世界で活躍してきた商社マン、弁護士、医者。人材がこれだけそろいました!」と。非常に堂々たる雰囲気だったようですが、この辺、女性だけにズームインすると、どうなのでしょうか?
鈴木)何と言っても、小池さんが女性初の東京都知事ですよね。それから、「女性の働き方とかを、女性の視点で変えていきたい!」という思いもある。その中で女性候補というのは、非常にポイントですね。高嶋さんが仰ったように、女性に限らず、都民ファーストの候補というのは、多彩です。ただ、政治的には素人でもある。これが吉と出るか、凶と出るか。そこだと思います。ただ、女性が都議会に増えるというのは、僕は大事なことだと思います。
高嶋)これからどうなるか分からないにしても、フランスの選挙ではマクロン現象みたいなものが起きてズブの素人がけっこう当選した。女性も比率が高くなったということですが、東京都でもマクロン現象が起きるか? ということについてはどうですか?
鈴木)ここはいつも議論が分かれるところで、先ほど言っていた「多彩」、そして、「政治的に素人である」という層が政治を新しくするという期待のメリット。逆にデメリットとして、実際に過去、そういう人たちがバッジをつけた後に、「何か、ちょっと……」というケースがある。だから、今回も選挙の前からその両方の見方があるのですが、やはりこれはやってみなければ、通ってみなければ分からないということです。
都議選後に小池国政政党の結成か~40議席台取れるかがカギ高嶋)自民党はどうですか? 自民党は、いままで女性は圧倒的に少なかったですよね。次の選挙でも候補としては非常に少ない。
鈴木)いや、千代田区などは女性候補者ですね。数は少ないけれど、風穴を開けるというか、「自民党も」という思いはあると思います。そういう意味では、東京都議会に限って言えば、いままで力を持ってきたのが自民党で、女性議員が少ないと言うことを考えれば、僕は女性が多く出てきて、手を挙げるということは、実があることだと思います。
高嶋)小池さんの算段としては、もちろん都民ファーストの会が圧勝するのが前提ですが、その後、国政に云々、とか、青写真がありますよね。胸の内はどうなのでしょうか?
鈴木)国政政党が出来る可能性は、小池さんが自民党に離党届けを出したことにより、かなり高まったと思います。予測ですから何とも言えませんが、今回の都議選で都民ファーストというのが、そこそこ議席を取るわけです。票数にして、全部合わせれば100万票取るか取らないかは分かりません。だけど、必ず次の国政選挙で、この都民の票は、受け皿がないということになりますよね。当然、「受け皿を作らなければ」という話になります。そうすると、これは国政政党ということです。だから、東京初の小池さんの国政政党。永田町でも「小池さん、新党を作ろう」という人が出てきているのです。
高嶋)とりあえずの勝負は、やはり都議選で、負けては話にならない、ということですね。
鈴木)もちろんそうですね。だから、40議席台、というのがひとつの大きなカギだと思います。
高嶋)127の内の40議席!
鈴木)議席「台」ですね。
高嶋)45とか43とか。
鈴木)後半か手前かでずいぶん変わってきますね。