6/7(水)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!②
小池新党、小池ファースト、小池の選挙です
7:02~ひでたけのニュースガツンと言わせて!:コメンテーター鈴木哲夫(ジャーナリスト)
都議会戦の議席予測、小池新党自民と並ぶ高嶋) ゴールデンウィーク明けの自民党の調査では、自民49対都民42という。自民が勝っていた。
鈴木) 議席予測ですね。
高嶋) この間の朝日新聞の調査によりますと、小池新党自民と並ぶという。小池さんが自民党を正式に離党して、都民ファーストの会の代表ということになったら、これだけ数字がまた変わってきた。そこで伺いたいのは7月2日の選挙のときにどうなるか。
鈴木) ある種のデットヒート、抜いた抜かれた、はい追いついたというのを繰り返してきた。そもそも60議席くらい取るぞと言われていたけど、自民党が徹底抗戦だということで。組織側を固めて、自民党がゴールデンウィーク明けに抜いた。結局小池さんの人気はあるけど、都民ファーストが自民党に負けていた。つまり小池さんと都民ファーストは一致していない。
高嶋) 確かに、乖離している。
鈴木) これだったら自分が都民ファーストの代表になって。小池新党、小池ファースト、小池の選挙ですよと。
高嶋) その勢いはますますついていくと思いますか?
鈴木) そうですね。一番有効なのはおそらく空中戦。いわゆる無党派層、半分くらいが決めていない。そこにかなり訴えかけていくだろうと。議席に関して言うと、今ところ取材している感じでは自民党と都民ファーストが40議席台。40と言っても49とか50近いものもありますし。低ければ40。両方がこの議席台で争うような、かなり激しい選挙になっていくと思っています。
小池都知事は『決める知事』になるのか高嶋) ちょっとわかりにくくなったのは、築地・豊洲について。この間また出ましたよね、白髪のあの方が。3通りくらい案を出しまして。
鈴木) 小島敏郎さん、環境行政一本でやってきた方ですね。
高嶋) 豊洲はそんなに金がかかるのですか? 維持費が100億とか。築地はそんなにかかりませんか?
鈴木) いろんな計算がありますけど。立て直すお金がメインですよね。新しい施設になれば、当然維持費とか出てきますけど。その辺のかなり細かい計算までまだいっていない、大枠のところだと思います。
高嶋) 営業しながら立て直すだとか、一回豊洲に移っておいて築地をちゃんとつくってから戻すとか。これはどういう影響を与えますか?
鈴木) 自民党が一時グッと盛り返してきた大きな攻めどころはそこだった。小池さんは『決められない知事』だと。引っ掻き回したけど決められない人じゃないか。これは自民党の言い分だった。そういうところに「それもそうだな」と思う人も多かったけれども。小池さんの運動が一体化してきた、都議選に向かっていよいよ最後の追い込みに入っていく中で、実は自民党の国会議員のなかにけっこう、小池さんが『決められない知事』を返上して『決める知事』になるのではないかと。つまり都議選の前に何かしら、築地・豊洲に関しての方向を出すのではないか。それぐらいのことをあの人はやるかもしれない、と非常に警戒している声が未だにあります。
高嶋) 本音は築地といっている人も多いですが。
鈴木) 小池さんは文化論と経済論を含めて築地という考えがありましたから。かなり迷っていると思いますよ。思うけれども、もともとそうだったから築地に決めるのではないかと。これ決めたら大変なショックで。リスクはあるけれども。
高嶋) その決断で、7月2日の都議選で票がどうなるのか。
鈴木) かなり動く。小池さんならやるのではないか。警戒の声が出ています。