安倍政権~解散・総選挙は誤算だった?
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10/4(水)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!②
結果的に野党再編のきっかけとなり、支持率も下がる
7:02~ ひでたけのニュースガツンと言わせて!:コメンテーター 鈴木哲夫(政治ジャーナリスト)
選挙戦は安倍総理の個人勝負、巻き返すことはできるか
「今だから勝てる」と勝負に出た安倍総理ですが、民進党と希望の党の合流問題などもあり、結果的には野党の再編のきっかけを作ってしまった。北朝鮮情勢によって少し回復した支持率も今では元通りになってしまいました。安倍首相の胸中はどうでしょうか。
高嶋)希望の党の一次公認192人と昨日はそのニュースで持ちきりでしたが、愚直に政策を訴えていこうと口角泡飛ばして説いている安倍さんですが、内閣支持率がまた減ってきて不支持のほうが増えてしまいました。北朝鮮情勢によって上がったのですが元に戻ってしまいました。今日の新聞を見ていますと「民進党の前の議員とか元の議員なり、希望という名前がつくとどれだけ票が乗ってくるのか全く読み切れない」という幹部の発言もあります。この辺も含めまして安倍さんの心中はどうでしょうか。
鈴木)安倍さんにしてみるとこの解散そのものがベストなタイミングで「今だから勝てる」として仕掛けた。しかし仕掛けたことによって、逆に野党の再編を加速させてしまった。やはり解散したことによって、初めて野党でひとつのブーム、風が起きています。安倍さんとしては誤算の部分が非常に気になっていると思います。愚直にというのは政権を担うのは付け焼き刃でできた政党ではなくて、自分だということを訴えていこうとすることですけど、やはり内閣支持率が下がっているところは気になります。でも自民党の比例投票先などは、どの政党支持率を見ても自民党は高いです。そうなると自民党に政権をしっかりやってもらいたいのだけど、安倍さん個人に対してはどうなの? という世論調査の数字の出方になっているのではないでしょうか。
高嶋)お人柄はクエスチョンマークですか。
鈴木)選挙戦はまさに安倍さん個人の勝負になってきますが、どう巻き返していくのか。演説の中身や表情だとか、どの地域を回っていくかとか。そういう戦術的なところをどう勝負するかでしょうね。
小池百合子の高揚した発言、細川元首相のお叱りを受けて改善?
高嶋)昨日の段階で小池さんは100%選挙に出ないと。これは安倍さんにとって安堵の材料ですか?
鈴木)そうだと思います。出てくるとそれはそれで話題もさらうでしょうし、発信力もありますから。だから安倍さんにとっては出ない方がいいと思います。ただ小池さんが出ないかどうかは公示の日までわかりません。
高嶋)細かいことを言いますが最近小池さんの物言いや態度に対して「感じ悪いわよね」という冷静な批判が聞こえるようになってきて。
鈴木)その通りですね。「選別する」とか「さらさらその気はない」という高揚した発言が尾を引いているわけですね。細川護熙元首相からお叱りがあって、小池さんの物言いも少し変わって「政治生命に関わる問題だから」と言い始めていますが。小池さんにも高揚があって失敗もあったと思います。
高嶋ひでたけのあさラジ!
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