日本のことば~花鳥風月・花の父母・百花王~
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『花』にまつわる表現5つ
『花鳥風月(かちょうふうげつ)』
“自然の美しい風景”という意味です。
こうした“自然の美しさ”を例えた言葉に『春花秋月(しゅんかしゅうげつ)』があります。
“春の花”と“秋の月”といったように、“その季節ならではの、自然の美しさ”を例えたものです。
『花の兄』
これは『梅』の別の呼び方で、『梅』は他の花に先駆けて咲くため“お花のお兄さん”ということで『花の兄』です。
『花の弟』
こちらは『菊』のことです。他の花に遅れて咲くことから『花の弟』です。
『花の父母』
『雨』や『露』のことです。
これは『雨』や『露』が、草や木を潤して成長させてくれることから生まれた言葉だそうです。
『花の王』
『牡丹(ぼたん)』のことです。
“数ある花の中で、最も優れている”というところから 『牡丹』のことをこう呼ぶそうです。
『牡丹』の他にも、『桜』のことを指すという説もあるそうです。
『牡丹』のことを『百花王(ひゃっかおう)』とも言います。
これは中国が唐の時代、牡丹の花がどの花よりも優雅で、豪華であるということから、名付けられたとする説が有力です。
(2017/10/10放送分より)
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