26日にケネディ大統領暗殺事件の機密文書が全面公開!

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10/27(金)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!④

トランプ大統領「すごく興味深いぞ!」
7:17~やじうまニュースネットワーク:コメンテーター宮家邦彦(外交評論家・キヤノングローバル戦略研究所研究主幹)

ケネディ暗殺事件の非公開文書が26日に解禁

アメリカ国立公文書館は26日、1963年のケネディ大統領暗殺について、これまで非公開だった最後の機密文書を公開します。法律上公開を唯一止めることができるトランプ大統領は、機密解除を容認する方針を表明しました。

ケネディ暗殺について中央情報局(CIA)などアメリカの政府機関が作った資料はおよそ500万ページにも上っているのですが、この内およそ88%は既に全面公開されています。ただおよそ11%が部分的にしか公開されておらず、残り約1%の文書、およそ3,000献は完全に未公開のままです。

1992年に制定された法律はこのケネディ暗殺文書を25年以内に公開するよう義務付けていまして、26日が期限なのですね。CIAは公開の延期を要請しているとされていたのですが、法律上公開を唯一差し止めることができるトランプ大統領は機密の解除を容認する方針を表明し、Twitterで「長い間楽しみにされていた“JFKファイル”の公開は明日だ。すごく興味深いぞ!」と書き込みました。

ただ専門家によりますと「今回の公開については暗殺犯として逮捕された元海兵隊員のリー・オズワルドによる単独犯だという結論を覆すような新事実が判明することは無さそうだ」ということなのですね。ただオズワルドが事件前に訪れたメキシコでキューバやソ連の大使館員と接触したことをアメリカ情報機関が把握した経緯、それから未公開の関係者の証言などが明るみにでる可能性はあるということです。

驚くべき新事実が出ることは無い? CIAが出し渋ったのは情報収集ネットワーク秘匿の為?

高嶋)何か特別情報みたいなものを宮家さんはお持ちですか?

宮家)もちろん私には分かりませんが、まずアメリカのような国でこれだけ大騒ぎになったとは言え、何十年間も本当にヤバイ話があるのだったらとっくに出ています。80%以上出ているわけでしょう。CIAがそれを反対しているという話を今伺って僕がピンと来たのは、要するに彼らはどういう形で情報を集めてどういう人たちとネットワークを作っていたかが漏れるというのが嫌なのです。私だってそれは隠したいですよ、将来に関わるかもしれないから。
それでも古い話ですから、あまり驚くべきものが出ないのは当然だと思っていますね。

高嶋)いろいろと言われましたよね、軍産複合体に暗殺されたとか、リンドン・ジョンソンが黒幕だったとか。

宮家)大体陰謀論というのは嘘が多いのですよ。もちろん正しいのもあるかもしれませんよ。だけど今回について陰謀論はあまり信用ならないですね。

高嶋)リー・ハーヴェイ・オズワルドの単独犯なのかとか。あの僅かな時間に3発撃てたのかと。方向も違うだろうと、映画でもいろいろと出て来て。

宮家)そうやって疑問を出すのは簡単なのだけども、答えを出さないと。

高嶋)でもこの文書は答えにならないのですか?

宮家)ならないかもしれませんよ。だけど少なくとも正式な結論は出ているわけでしょう。あとは補強の情報が出て来るわけですよね。そのときに内部情報で出したくないものはあるかもしれないけれどもそれも出すわけですよ。あまり結論は変わらないのではないかなぁ。変わるのだったら今頃大騒ぎになっているはずなのですよ。だってもう見ている人はいるはずなのだから。

高嶋)たしかにオズワルドは海兵隊で射撃の腕は相当良かったという記録が残っていますよね。だけど1人でできますか?
それに今のテロみたいにダダダダと撃てるわけでは無いのだから。

宮家)でもそれだと当たらないですけどね。

高嶋)殺されたのはケネディですからね。

宮家)それがやはりインパクトが大きいですよね。

高嶋)1963年、皆あの一報を聞いたときは丁度衛星中継が始まったのですよね。

宮家)最初のニュースだったのですよね。

高嶋ひでたけのあさラジ!
FM93AM1242ニッポン放送 月~金 6:00~8:00

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