スバルでも無資格検査~不正行為は30年以上

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10/30(月)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!④

日産の報告を受け社内調査、無資格検査員がいたことが発覚
7:17~ やじうまニュースネットワーク:コメンテーター 須田慎一郎(ジャーナリスト)

吉永 スバル

【SUBARU記者会見】会見するSUBARUの吉永泰之社長=2017年10月27日午後、東京都渋谷区 写真提供:産経新聞社

吉永社長「これがまずいという認識が全くないまま過ぎてしまった」

自動車メーカーのスバルで資格を持たない従業員が出荷前の車を最終検査していたことが明らかになりました。不正行為は30年以上前から行われていたということで、スバルは再検査が必要となる25万台以上について近くリコールを届け出るとしています。

高嶋)日産は国交省の抜き打ちでわかりましたが、スバルも同じですか?

畑中)日産の問題が出てから、国道交通省より通達がありました。スバルが調べたところちょっと疑いがあるということで、国土交通省に何回もこれは正しいのかとお伺いを立てて「これは?」ということで発表に至りました。先程東京の恵比寿で行われました吉永泰之の会見での謝罪ですが、今回の問題自体は決して悪意がなかったと強調しております。

吉永泰之社長)社内ではこれがまずいということの認識が全くないままに過ぎてきてしまいまして、歴史の古い会社なものですから、おそらく今の時代にどうすることが一番ふさわしいのかということを根っこから見直して、ある意味作り直す、きちんとすることに取り組みたいと思います。

畑中)国土交通省とのお伺いですが、何回かやり取りがあったところで、国土交通省は「我々が監査をしてもこの状態だと透明性が低すぎて監査してもいいのだか悪いのだかわからないじゃないか」と明文化されていない規定の部分もかなりあるので、そこをはっきりして欲しいという回答があったそうです。

高嶋)新しく車を作るにはいろんな工程や手続きがあり、部品の数もすごい数です。資格を持った審査員の方は何日もかけて細かく全て見るものなのでしょうか?

畑中)そうですね。スバルの場合は資格を持っている人が今月の1日現在では245人いらっしゃるということですが、それとは別に4人の方が結果的に資格を持っていない状態で、実務として資格検査業務をしていたということです。

高嶋)例えば免許証を持っていても免許不携帯とかもあるし、免許証を持ってないけど車の運転が上手い人だっていないことはないわけで。そういうことを言い出すときりがないですが。

畑中)スバルでは社内の筆記試験に合格して初めて資格を得られると。いわば仮免許の状態でさせていました。これが慣習として30年以上続いていたということがスバルの言い分です。

高嶋)日産自動車もだいたい同じですか?

畑中)日産の場合は補助検査員というちょっとわかりにくい肩書を使ってそのような実務をさせていたようです。資格の要件はメーカーによって違うようです。

高嶋)須田さん、この核心は何ですか?

須田)ここ近年日本の企業が利益を上げるためにどんどんコストカットを要求されるようになってきました。それをどこに求めていくのかというと生産部門も非生産部門、利益が上げられるところ、儲けられるところに関しては全くノータッチです。こういったところにシワ寄せがいってしまった。それを経営者が見抜けなかったと、逆に言えば経営者がそれを強いてしまったということが大きな問題点だと思います。

高嶋ひでたけのあさラジ!
FM93AM1242ニッポン放送 月~金 6:00~8:00

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