東島アナがオートメーションの技術総合展「SCF2017」を体験レポート!

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今回私、東島が行ってきたのは11月29日から東京ビッグサイトで開催されているオートメーションの技術総合展「SCF2017」です。

SCFはシステム・コントロール・フェアの頭文字で、ものづくりの現場で欠かせない、機械や機器の自動化の最新技術にまつわる展示会です。
では、具体的には、どんな事なのか? ご説明します。

私たちが普段何気なく消費している多くの生活消耗品。例えば、ペットボトルのお茶や、シャンプーなどのようにたくさん生産されて、たくさん消費されるものは、主に自動化された生産システムで作られているんです。

自動化されることで、生産スピードや効率もアップするんですが、こういった「生産システム」の自動化。よーく見てみますと・・・ラインを動かすモーターや部品の取り出し作業をするロボット、それらをつかさどる制御機器・シーケンサ、機器をつなげるネットワークシステムなど実に、さまざまな機器が関わっているんです。

今回のイベント「SCF2017」は、そうした自動化、オートメーションに関する技術が集まったもので、私たちが普段目にすることのない製品がずらっと並んでいます。まさに、未知との遭遇です!

三菱電機ブースについて

東京ビッグサイトで明日まで開催中の「SFC2017」。今回も三菱電機のブースにお伺いしていろいろとお話を聞いてきました。

どんなコンセプト・狙いで出展されているのか? 三菱電機の多田さんに伺いました。

今回、三菱電機は、「Your Solution Partner 三菱電機~つながる先の実用化イノベーション~」をコンセプトに、2003年から提唱、推進している、ものづくりソリューション「e-F@ctory(イーファクトリー)」を紹介しています。生産現場の膨大なデータを一次処理する・エッジコンピューティングや人工知能・AI、拡張現実・ARなど、最新の技術を取り入れた進化した「e-F@ctory」を、生産現場における設計・生産・保守、さまざまな段階での、具体的な活用事例とともにご覧いただけます。

予防保全について

そんな三菱電機ブースで最初に私が向かったのは、ブースのなかでも一際大きなスペースのステージです。ここでは、生産現場で使用されている産業用ロボットと、そのメンテナンス担当者という設定の人が現れます。「産業用ロボット」と、「メンテナンスを担当する人」。つまり、ロボットと人間なんですが、両者の間で、すごいことが行われていたんです。

メンテナンス担当者が、「スマートグラス」と呼ばれる、今注目の「AR」拡張現実の技術を搭載した特殊なメガネを装着。するとですね・・・人工知能・AIが、このスマートグラスを介して 担当者はロボットの最適なメンテナンス方法を、安全かつスピーディーに実施できるそうなんです。これは専門的な言葉で言いますと、製造業の生産ラインにおける「予防保全」と言われるソリューション

簡単にいうと、ロボット側で発生するデータを収集し、AIで分析することで、不具合が出る前の段階で事前に悪いところを診断できるそうなんです。人間で言うと、健康診断みたいなものかもしれません。

では、なぜこんなことができるのか、三菱電機の多田さんにお伺いしました。

この「予防保全」ソリューションは、簡単に言いますと、「工場の健康診断」です。人間でも病気になる前に体を調べて、事前に病気を予防することが大切ですよね。工場も同様に、生産システムが止まらないように、異常が起こる前に診断し問題を発見・対応することが大事なんです。
「e-F@ctory」は、エッジコンピューティングという最新の技術を活用し、生産現場のさまざまなデータをネットワークを通じてリアルタムで収集、そのデータを人工知能で分析することで、機器の故障を事前に予測し、さらにその解決方法までを提案してくれます。設備の状態をリアルタイムにモニタリングすることで、問題が起こる前に対応できる、これが「予防保全」の仕組みです。

私たちも、健康診断の結果を見て、不安な数値が出てしまった場合は、病気になる前に病院で診察を受けますが、それと似たような事が工場でも実践されていたんです。リスクを未然に防ぐ「予防保全」。健康診断と考えると、グッと距離が縮まりますね。

次世代作業支援について

次に私が伺ったのは、工場での人の作業をサポートするデモ展示のスペースです。電動ドライバーやネジが並び、製品を組み立てる作業場を再現していました。いくつも部品があって、組み立てるのがすごく大変そうに見えます。

実は、このデモ展示。複雑な作業工程であっても、作業する人がミスすることなく、効率的に製品の組み立てをできるようサポートしてくれるんです。

例えば、製品を組み立てるのに、A、B、Cというネジを順番に締めていく作業が必要な場合。Aというネジを締め終わらないと、Bのネジを締められないよう工夫されているんです。「プロジェクションマッピング」による作業指示や、監視カメラによる作業内容の記録など、作業する人の手助けをしてくれているんです。

では、実際に、どんなものか、体験しました。

さぁ、それでは体験をさせてもらいたいと思います。今回はワークAをやってみます。ワークというのは板(いた、ばん)がありまして、そこにネジをはめ込んで行くという作業になっています。上の位置検出用のカメラがこのワークを読み取って、正しいワークがおこなわれましたよという事がまず確認されました。
はい、ネジを手に取って、「ここにネジを入れて下さいね」というランプ。色分けされているから私でも間違う事がないですよ。じゃ、ネジを差し込んで、電動ドライバーがあるんですけれども、はい。できました! 今、完了という文字が出来まして、これで完成という事ですね。

昨今の生産現場では、新人作業者への教育不足や、外国人労働者とのコミュニケーション不足により、人による品質の安定した生産ができないという問題が指摘されてきました。この次世代の作業支援システムは、教育工数を多くかけることなく、新人作業者や外国人労働者であっても正確な作業を行うことができるのが特徴です。三菱電機の生産現場でも部分的に導入しており、生産性や品質の向上を実現しています。

東京ビッグサイトで12月1日まで開催されているオートメーションと計測の先端技術総合展、「SCF2017」。正直、私には難しくて、縁遠いものかと思っていましたが、最新技術と人間のあり方を知る事が出来る、身近なテーマのイベントでした。

技術の進歩で、ものづくりの現場では多くの作業が自動化されるようになりましたが、これからは、人と機械が協調した生産現場が重要なのかもしれません。そんな中、人工知能・AIや拡張現実・AR、スマートグラスなど、最新の技術の導入も進んでおり、これからの進化するものづくりに注目して行きたいと思います。

12月1日まで開催中の「SCF2017」。東京ビッグサイトで、三菱電機のブースをご覧ください。

11月30日(木)高嶋ひでたけのあさラジ!「三菱電機プレゼンツ・ひでたけのやじうま好奇心」より

高嶋ひでたけのあさラジ!
FM93AM1242ニッポン放送 月~金 6:00~8:00

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